IMG_9493IMG_9499 三菱地所と組んで江別の食を全国発信する産官学の取り組みである「美味しい江別・大人の食育ブランド化プロジェクトin丸の内」は、来年秋に東京・丸ビルで開催する江別フェアに先立ち8月29日・30日の2日間、丸ビル内に出店しているレストランシェフ2人を江別に招き現地交流会を開催した。市内で4年に一度開催される「小麦フェスタ」と連動、江別産小麦を使用したパンと江別産の食材を使ってサンドイッチ作りを披露する市民向けワークショップに参加するのが目的だったが、ワークショップの前日には市内の小麦農家や酪農家を視察、江別の食材の素晴らしさを実体験した。(写真左は農家の食卓を訪問した山口浩氏=右端とドミニクコルビ氏=右から2人目。写真右は町村農場で質問するコルビ氏と質問に答える町村均氏)
 
 招かれたのは、丸ビルに出店しているレストランのシェフで組織される「丸の内シェフズクラブ」に加盟している「イグレック丸の内」総料理長山口浩氏と「ル・コルドン・ブルー」マスター・シェフのドミニクコルビ氏。29日には「美味しい江別」プロジェクトの実行委員長である町村農場社長の町村均氏や実行委員会メンバー、江別商工会議所関係者らが同行し農家の食卓や町村農場、江別にハルユタカの初冬蒔き小麦を普及させた片岡弘正氏の農場を視察した。
 
 農家の食卓では、鮭と江別産野菜類で作るチャンチャン焼きが披露され、自家製のケチャップなども紹介された。町村農場では乳牛の牛舎を視察、片岡氏の農場ではハルユタカの栽培方法などが紹介され、「小麦を栽培して30年になるが、ようやく安定した作り方が分かってきた」(片岡さん)とシェフらに説明した。
 
 翌30日は、江別市民会館で約100人が参加、シェフ2人によるサンドイッチの作り方教室が行われた。
「美味しい江別」プロジェクトは、今年1月にスタートしたが、実際に丸の内シェフズクラブのメンバーが江別を訪れたのは初めて。今後、来年秋に丸ビル内のレストランで2週間に亘って行われる江別産食材を使ったフェアに向けて交流を深めていくことにしている。


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