北洋銀行(本店・札幌市中央区)は2026年4月23日、道内の野生生物保護や生育環境整備などに取り組む人々や団体を支援する「ほっくーネイチャーポジティブ基金」の2026年度助成金贈呈式を行った。会場となった札幌市中央区の北洋大通センター4階セミナーホールには、助成先団体関係者など約30人が集まり、北洋銀の米田和志常務が、各団体代表者に目録を手渡した。
(写真は、2026年度「ほっくーネイチャーポジティブ基金」助成金贈呈式)
北洋銀は、2010年に「ほっくー基金」を設立、道内希少生物保護や生息環境整備などに取り組む団体に資金支援してきた。通帳レス口座やLINEスタンプ、WEB完結型ローンなどを通じて減少した紙通帳印刷コストや郵送料などの相当額を、同行が基金に拠出している。2026年度からは、これまでの保全活動の支援に加えて、生物多様性を回復させる活動への支援強化を目的に、基金の名称を「ほっくーネイチャーポジティブ基金」に変更して、新たな助成として啓発コースを設けた。ネイチャーポジティブとは、自然再興を示し、自然を回復軌道に乗せるために生物多様性の損失を止め、反転させることを指す。
今回は、41団体の応募の中から北海道、北海道環境財団、札幌市円山動物園、環境省の各担当者で構成される選定委員会が選定を行い、14団体に10万円から200万円の範囲で総額1300万円の贈呈を決めた。これによって、2010年度からの助成先はのべ218先、助成金総額は1億1360万円になった。
米田常務は、「本基金による支援が、皆さまの日ごろの活動をさらに力強く後押しし、北海道におけるネイチャーポジティブ実現に繋がっていくことを願っています」と話した。北洋銀は、こうした活動をサポートするだけでなく、同行が保有している京極町と新十津川町の森林について環境省の「自然共生サイト」の認定に向けて活動を行うなど、自らネイチャーポジティブの取り組みも行っている。
2026年度「ほっくーネイチャーポジティブ基金」助成先は次の通り。
■増進コース4先(助成金上限200万円)
▷特定非営利活動法人キトウシ湿原・登別(登別市)▷クッチャロ湖保全対策協議会(浜頓別町)▷夕張川自然再生協議会(栗山町)▷石狩川河口湿地調査隊(札幌市)
■保全コース5先(助成金上限100万円)
▷特定非営利活動法人北海道森林ボランティア協会(札幌市)▷公益財団法人日本野鳥の会(苫小牧市)▷公益財団法人知床自然アカデミー(斜里町)▷スウェーデンヒルズ町内会(当別町)▷利尻島ウミネココロニーについて考える会(利尻町)
■啓発コース5先(助成金額10万円)
▷特定非営利活動法人ビオトープ・イタンキin室蘭(室蘭市)▷水車・アヤメ川自然公園を育てる市民の会(伊達市)▷道立公園植生研究会(札幌市)▷一般財団法人北海道大沼公園国際交流協会(七飯町)▷大沼ラムサール協議会(七飯町)



































