「TSUTAYA」閉塞ムードを吹き飛ばす「滝川店」、2025年夏に空知初の「ツタバ」展開

経済総合

 道内でも閉店が続く「TSUTAYA」。閉塞ムード漂う中でも、元気いっぱいの「TSUTAYA」が滝川市にある。その店舗は、2025年夏、店舗内に「スターバックスコーヒー」を併設、BOOK&CAFEの通称「ツタバ」展開を始める。(写真は、2025年夏にスターバックスコーヒーを併設する「TSUTAYA滝川店」)

「TSUTAY」は、全国的に閉店が続く。北海道でも閉店が続き、2025年2月28日に「南郷13丁目店」(札幌市白石区)が閉店、ついに20店舗を割って、19店舗になった。そんな中、「TSUTAYA滝川店」(滝川市新町2丁目10-15)は、さまざまなチャレンジを行い、集客力を高めている。

 1998年4月にオープンした「TSUTAYA滝川店」は現在、北星(本社・滝川市)が、フランチャイズ(FC)展開している。これまでにも、キッチンカーを集合させたイベントを展開したり、昨年2月には、2階にカプセルトイ570面を集めた「本屋さんのガシャポンのデパート」を併設したりするなど、あの手この手の活性化策を続けてきた。

 その一環として、今度は、空知初の「スターバックスコーヒー」を店舗内に併設、「BOOK&CAFE」の「ツタバ」展開を始める。「ツタバ」は、全国に90店舗ほどあって、道内では、「函館蔦屋書店」(函館市)と「江別蔦屋書店」(江別市)の2店舗がそのスタイル。かつては、「TSUTAYA琴似店」(札幌市西区)もそのスタイルだったが、2022年11月に閉店、店舗跡には現在、「トライアルスマート琴似店」が入っている。

「TSUTAYA滝川店」に入るスターバックスコーヒーの運営は、「TSUTAYA」のフランチャイザー(本部)であるカルチュア・コンビニエンス・クラブ(本社・東京都渋谷区)が行う。同社は、スターバックスコーヒージャパン(同・同都品川区)と、ライセンス契約をしており、その契約に基づいて運営する。江別市から旭川市まで120kmの間は、「スタバ」の空白区間だった。その空白を埋める期待の店舗が登場する。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER