旭川の「成吉思汗 大黒屋」、ジンギスカン激戦地ススキノ進出

経済総合

 旭川の人気ジンギスカン店「成吉思汗 大黒屋」が、2025年2月4日(火)の予定で、札幌に出店する。2020年12月末に「カレーハウスCoCo壱番屋」を展開する壱番屋(本社・愛知県一宮市)がM&Aしてからは、関東、中部で積極出店してきたが、いよいよジンギカンの激戦地、札幌に進出する。(写真は、「成吉思汗 大黒屋」の「函館五稜郭店」)

「成吉思汗 大黒屋」(旭川市4条通5丁目)は、2002年に地元の大黒商事が創業。肉厚の生ラムを秘伝のタレで食べるのが人気で、観光客や地元客の評価が高い。昭和通の4条通7丁目に「本店」を構え、2010年に「5丁目支店」(4条通5丁目)を出店。その後、「本店」は、老朽化で2016年に閉店、「5丁目支店」だけで営業してきた。

 創業者の後継者難から、2020年12月29日に、壱番屋が大黒商事の全株を取得、子会社化した。2021年10月に「函館五稜郭店」(函館市)を出店してからは、本州で店舗展開を積極化、現在は、道内2店舗、関東3店舗、愛知県日進市と名古屋市中区に各1店舗(フランチャイズ店舗)の計7店舗を展開している。

 今回、初めてジンギスカンの激戦地である札幌に店舗を構えることにした。出店場所は、月寒通に面した中央区南4条西2丁目の南4西2ビル2階のススキノ中心部。店舗目は、「察幌壱號廛」(さっぽろいちごうてん)。察にはよく見て調べるの意があり、號は叫ぶ、廛は屋敷・店を意味する。壱は壱番屋の壱でもある。意訳すると〈札幌を良く調べて一番と叫ぶ店〉となる。あえてベタなイメージを狙う逆張りのネーミングに、余裕が表れている。

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