コープさっぽろは、冬休みの子どもたちを対象に食べることの大切さや大人の仕事について学ぶ食育体験プログラム「おしごとキッズ」を9日、新道店(札幌市東区伏古)で開催した。2010年から夏休みと冬休みに道内各地の店舗で実施しているもので、今回はジュースづくりを通して添加物についての知識を深めることと店内でのレジ打ちやバックヤードの仕事を体験するプログラム。15日までの期間、道内11地区の店舗で開催する。(写真上段はレモンジュースづくり、下段左は帽子やマスクを付ける子どもたち、右は入協式)

 

 新道店で行われた「おしごとキッズ」には、小学校低学年の子どもたち16人(うち男子5人)が参加。4つのグループに分かれてまずジュースづくりを体験。空のペットボトルに水やグラニュー糖、クエン酸、着色料、香料などを混ぜて振り、レモンジュースを作った。

 

 先生役のコープ組合員が、このジュースづくりで砂糖を100g使ったことをステックシュガーの小袋を繋ぎ合わせて紹介すると、子供たちはその長さにびっくりした様子。「子どもも大人も1日に取って良い砂糖は20g。ジュースの飲み過ぎには注意して」と呼びかけていた。

 続いて、子どもたちは白衣にエプロン、帽子にマスクを付けて入協式に臨んだ。店内での言葉づかいやお辞儀の仕方を学び、副店長が「怖がらずに元気よくチャレンジしましょう」と呼びかけ、果物・野菜売場、畜産品売場のほかレジ打ちなどに分かれて実際に店舗の仕事を体験した。
 
 子どもたちは初めての体験に戸惑いながらも興味深そうにお寿司づくりに取り組むなど大人の仕事にチャレンジしていた。
 
 コープさっぽろでは、10年夏からこうした「おしごとキッズ」を実施、昨年は夏休みと冬休みに道内22事業所で413人の子どもたちが参加している。今回の冬休み利用した「おしごとキッズ」は8日から始まっており15日までの1週間、全道11地区の店舗で実施されている。


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