古き良き昭和の薫りを漂わせていた札幌市中央区南1西7の木造2階建てビル「後藤会館」が火事に見舞われてから2週間、建物の解体工事が進んでいる。付近にはまだ火事の激しさを感じさせる臭いが残っているが、順調にいけば11月中旬には更地になる。20171013_141939(写真は、解体工事が進んでいる後藤会館。白い工事用シートに覆われている。奥は、京阪電鉄不動産が分譲した31階建てのタワーマンション)

 後藤会館に火の手が上がったのは、9月30日午後6時50分ころ。飲食店などが入った1932年建設の木造ビルは、瞬く間に火に包まれた。鎮火したのは翌10月1日の午前5時半ころで、建物は枠組みを残して内部は全焼。火事の原因は電気系統のトラブルとみられている。幸いにもけが人はなかった。

 外枠だけ残った建物の解体は避けられず、後藤会館を所有する後藤観光(札幌市中央区)は、道警と札幌市消防局の現場検証などが済んだ4日から解体工事を進めている。解体業者は、札幌土建工業(札幌市豊平区)。工事終了は11月中旬。街角に佇んでいた築85年の老兵が静かに消えていく。跡地には、どんな建物が新たに生まれてくるのか。


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