札幌市中央区大通東1の北海道四季劇場で7月7日から約4ヵ月の期間限定公演として北海道初上陸したミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』が、10月28日の公演で千秋楽を終えた。(写真は、千秋楽を終えた『サウンド・オブ・ミュージック』札幌公演=劇団四季提供)

『サウンド・オブ・ミュージック』は、第2次大戦直前、ナチス占領下のオーストリアで歌と家族愛で人々を励まし続けてきたトラップ・ファミリー合唱団の実話とそれに基づいたドイツ映画を原作としたミュージカル。北海道初上陸の『サウンド・オブ・ミュージック』には、道内オーディションで選ばれた20人の子役も活躍した。

 約4ヵ月の公演中に、北海道胆振東部地震の影響で4公演を休演したが計103公演を実施、延べ7万4000人の観客が来場した。千秋楽の28日には特別カーテンコールが実施され、トラップ大佐役の深水彰彦氏が公演中に多くの来場があったことに謝辞を述べ、「これからも北海道の皆さまに舞台の感動をお届けできるよう精一杯努めます」と挨拶した。

 その後、『サウンド・オブ・ミュージック』のために作られたナンバー「エーデルワイス」を出演者全員で歌った。この公演で卒業する子役らが劇中歌「さよならまたね」を披露し舞台を去ると、観客が温かい拍手が送られた。
 北海道四季劇場では、12月22日から同劇場ファイナル公演になる道内初上陸のディズニーミュージカル『リトルマーメイド』が開幕する。


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