「北方ジャーナル」2026年11月号が10月15日から店頭に並んだ。今月のトップ記事は、「道新 大幅賃下げか 今月中旬にも全社説明へ」だ。「来年の春から、段階的に賃金規則が改定されることになる」──。ブロック紙・北海道新聞の社内にそんな噂が流れ始めたのは、今年9月中旬のことだったという。現時点で確定的な情報は得られていないものの、近く全社説明の場が設けられるとの報が具体的な日付とともに出回るなど、語られる情報は一定程度の真実味を帯びる。並行して編集畑から事業・営業系への異動人事が増えるとの見方もあり、道内最大のメディアには今、静かな動揺が拡がっているようだ。
(画像は北方ジャーナル11月号の表紙)
「通報というテロ行為を許すわけにはいかない」──。部隊内のハラスメントを告発した現職自衛官がテロリスト扱いされた事件。公益通報を理由に不利益を蒙った隊員と彼を追い込んだ組織との闘いが、札幌の裁判所で佳境を迎えた。本誌前号締め切り直後の9月上旬に行なわれたのは、ハラスメント行為やその隠蔽などに関与したとされる元上官らの証人尋問。賠償命令がほぼ確実な裁判で原告側が求めているのは、加害当事者が身を切る真の意味での賠償だ。
8月8日に営業を再開した後志管内赤井川村の「道の駅あかいがわ」で、前指定管理者の「道の駅赤井川振興」が業務用冷蔵庫などの残置物を館内から撤去せず、村が同社に貸し出していたプレハブのコンテナハウスを勝手に処分するという新たな問題が浮上している。残置物の撤去とコンテナの返却を求める村は弁護士費用100万円を専決処分し、村議会は9月16日の定例会でこれを承認、さらに村が同社を提訴することも10月5日の臨時会でも可決された。指定管理者をめぐる紛争の余波はまだ収まりそうにない。
こちらの地域レポートにも注目だ。今から7年前に廃校となった岩見沢市栗沢町の旧美流渡中学校が今年4月、「岩見沢市旧美流渡中学校交流館」として生まれ変わり、注目を集めている。近年、付近の美流渡地区を拠点に創作活動を続け、昨年1月に亡くなった画家のMAYA MAXX(マヤ・マックス)さんの絵画や書などを常設展示しているほか、内外のクリエイターによる多彩な作品を公開。地域のつくり手の作品展示や販売、定期的にワークショップを実施するなど、表現と交流の場としての存在感を高めている。元中学校を舞台に住民とアートが行き来し響き合う、岩見沢発の地域再生への取り組みとは──。
このほか後志・京極町の農場で起きていたとされる外国人労働者虐待問題の続報をはじめ、エア・ウォーター(本社大阪)による上川郡東神楽町の陸上養殖施設「杜のサーモンプラント・東神楽」が着実な成果を挙げているレポート、この夏、中央区の桑園エリアにオープンした「札幌スパインジョイントホスピタル」の紹介記事などもオススメ。道内の事件、話題が詰まった北方ジャーナル11月号のお買い求めは、離島にいる方も都会に住んでいる方もお近くのセイコーマートへ。大手書店、アマゾンなどでも購入可能。北方ジャーナルへの問い合わせや注文などは、右側下にある同誌のバナーをクリック。
※11月号主要コンテンツ
【報道】
■地元紙で拡がる社内不信(3)──道新 大幅賃下げか 今月中旬に全社説明へ
■自衛隊vs自衛官(3)──パワハラで元上官らに尋問 現職隊員の訴訟、年内に結審へ
■「道の駅あかいがわ」で新たな問題が浮上 赤井川村が前指定管理者を提訴へ
■問われる外国人労働者の人権──京極 虐待疑惑で団交も疑惑の町議は欠席
■上紋峠の周辺で進む大規模風発(7)──自ら考え動き始めた地元住民
■道警不祥事から考える(87)──連続開示請求で事実が判明「2警官 事故不申告」
【ニュース】
■廃刊のネムロ紙記者が損賠請求 未払い賃金求め取締役らを提訴
■彼らは家族同様の扱いだった」 恵庭・虐待訴訟で牧場主が反論
■命日の法廷で遺族が改めて陳述 新人看護師自殺訴訟で弁論再開
■小樽の旧寿原邸で行なわれた「レコードとまち文化」を考える特別講座
■「北の湯けむり案内隊」が銭湯の魅力を再発見する企画展を開催
■小樽の犬管理所で「ペット慰霊の日」 迫市長や市民が亡き動物たちを供養
■過剰投資で経営危機の「孝仁会」に政府系ファンドが再生支援を決定
■ラピダスと美々川の流域に見る先端半導体工場による影響は?
【地域】──岩見沢発・地域再生Report/岩見沢市旧美流渡中学校交流館
■生まれ変わった元中学校を舞台に響き合う「地域とアート」
【シリーズ・住宅不動産情報】(46)──北海道地価調査から見える明暗
■観光需要が追い風の商業地地価 住宅地は真狩、京極なども上昇
【医療・介護】──待ったなしの医療DX、日本医療大学が特別セミナーを開催
■「ミスター介護保険」の山崎史郎氏と元厚労省事務次官の大島一博氏が講演
【文化】──新千歳空港国際アニメーション映画祭、13年目の今年も開催へ
■千歳市空港開港100周年を地域と共に祝う国内有数の国際映画祭
【医療】──札幌スパインジョイントホスピタルの渡邊吾一理事長に訊く
■脊椎領域の治療をメインにした「低侵襲手術の拠点」へ
【企業】──エア・ウォーター「杜のサーモンプラント・東神楽」
■陸上養殖稼働から3年で着実な成果 プラント成約に続き生鮮出荷も開始
【連載】──“農と食”北の大地から/有機農業推進計画の改定を前に(上)
■農業政策と地域政策をセットで考えなければ“有機”は普及しない
【社会】──いじめの後遺症に苦しんできた40代男性が札幌で講演
■何度も挫折を招いたトラウマ 救われたピアサポートの存在
【長期連載】
●ルポ「ひきこもり」(134)──社会福祉法人塩谷福祉会の取り組み 目指すひきこもりの世論喚起
●戦争遺産をめぐる旅(129)──「平和ノート」発行の川崎市平和館 平和都市宣⾔を先駆けたまち

































