北方ジャーナル2026年5月号本日発売! 今月のトップ記事は、本誌独占「道新 社屋内で契約社員が不審死か」

マスコミ

「北方ジャーナル」2026年5月号が、今日から店頭に並んだ。今月のトップ記事は、本誌独占「道新 社屋内で契約社員が不審死か」だ。3月上旬に地元新聞社で起きた出来事は、社内で充分な事実関係が周知されないまま未確認情報の拡散を招くことになった。わかっているのは、札幌の本社に勤めていた契約社員が、突然その命を落としたこと。発見現場がまさに社内の一室だったことが明らかであるにもかかわらず、社員が納得できるような説明はついになく、訃報そのものが出るまでに4日間もの時間が費やされた。現時点で辛うじて確認できる事実を、急ぎまとめておきたい。(画像は、北方ジャーナル5月号の表紙)

 本誌などが、折に触れて伝えている過労死・パワハラ死問題で、また新たな被害があきらかになった。上司のハラスメントなどを苦に自ら命を絶ったのは、釧路税務署に勤務していた若手職員。遺族の公務災害申請では、パワハラの事実が認められつつ公務災害そのものの認定は退けられた。異議申し立てにより当局の再調査が続く中、遺族が初めて声を上げたのは、ひとえに同じ被害の再発防止を願うためにほかならない。

 当然の結論が得られるまでに費やされた時間、7年以上。自治体の要請でヒグマを駆除したにもかかわらず、銃を取り上げられたハンターの異議申し立てが、最後の司法判断でようやく認められた。年度末に伝わった朗報は当事者の利益のみならず、全国各地で有害鳥獣駆除の最前線に立つハンターたちの安全・安心を担保することになるだろう。押収された猟銃が本来の持ち主のもとに返る日は、そう遠くない筈だ。

 2021年3月下旬に旭川市内の公園で凍死体となって発見された廣瀬爽彩さん(当時14歳)の遺族が同市を相手取り1億1500万円の損害賠償を求めた訴訟で3月26日、遺族側に総額7千万円を支払う内容の和解が成立した。先月号で既報のように、裁判では市が当初から責任と支払い義務を認めていたため、金額の折り合いが主な争点だった。だが、この決着に複雑な思いと憤りを抱えているのが、旭川市議会議員の上野和幸氏(70・2期)だ。

 この上野氏は市議になる前、40年近く教育現場に携わっていた人物。廣瀬さんが在籍していた旭川市立北星中学校などで教鞭を取ったほか、教頭や校長の管理職も数多く経験した「教育のプロ」である。学校現場を肌で知る上野市議は、「旭川いじめ凍死事件」が起きた直後から当該生徒の心情に寄り添うことが何より大事として、事件の解明に向け独自に調査を続けてきたことでも知られる。これまで本件について「いじめありき」「遺族ありき」で進められてきた印象が強い旭川市の行政対応に警鐘を鳴らし続けてきた上野市議が、今回の和解を受けて手記を本号に寄せた。「私は、今回の和解成立で事案の真相が闇へ葬られてしまう危機感を強く持っている──」

 初めて本誌でその問題を伝えたのは、ちょうど5年前の春。道南・江差町の公立看護学校で起きていたハラスメントを告発する声は学校設置者の北海道を動かし、のちの第三者調査で複数の被害が認められるに到った。だが多くの被害回復が実現する傍ら、最悪の被害といえる在学生の自殺事案は今なお解決をみていない。そんな中、遺族が起こした裁判で新たな事実があきらかになった。道が初めて開示した文書に記されていた新事実とは――。

 このほか、村議会の否決で住民と利用者が置き去りにされた「道の駅あかいがわ」の閉鎖問題、留萌本線廃線「お別れセレモニー」のレポートなどもオススメ。道内の事件、話題が詰まった北方ジャーナル5月号のお買い求めは、離島にいる方も都会に住んでいる方もお近くのセイコーマートへ。大手書店、アマゾンなどでも購入可能。北方ジャーナルへの問い合わせや注文などは、右側下にある同誌のバナーをクリック。

※5月号主要コンテンツ
【報道】
■北海道新聞本社社屋で不審死か──契約秘書急逝で拡がる動揺と社内不信
■釧路税務署で新人の若手税務官が自殺 遺族の告発「息子に何があったのか」
■狩人、銃を奪われる(13)──「最高裁 最高」ヒグマ裁判でハンター勝訴確定
■「旭川いじめ凍死事件 和解成立」で地元市議が異議「顧みられない少女の苦しみ」
■告発・絶望の学府(40)──江差看護・在学生自殺事件で元学院長がパワハラ証言
■“住民と利用者置き去り”の愚 村議会の否決で閉鎖の憂き目に遭う「道の駅あかいがわ」
■人知れず上紋峠周辺で進む国内最大規模の再エネ開発、風力発電計画の実態とは
■バードストライクが頻発する幌延町の「浜里ウインドファーム」に住民団体が「ノー」

【ニュース】
■障碍者虐待疑い裁判で和解決裂 恵庭市「責任」認め難いとの姿勢
■違法逮捕国賠で原告の請求棄却 無令状強制捜査の違法性不問に
■パワハラ告発裁判、尋問秒読み 自衛官訴え、年度内にも判決へ
■苦境に立つキューバの有機農業 藤田和芳さんが当麻町で講演

【ジャーナルズ・アイ】
■提訴から3年、釧路日赤・パワハラ死裁判でまたも和解ならず

【シリーズ・住宅不動産情報】(40)──成長する北海道リート投資法人
■3物件取得で資産規模235億円に 金利上昇下でも利回り4%確保

【地域交通】──留萌本線廃線でお別れセレモニー
■「鉄路の存続は北海道に絶対に必要」横山茂・沼田町長が涙の訴え

【モータースポーツ】──オープン27年目の大変身!
■厚田サーキットが仏Sodi社製のゴーカートを北海道へ大導入

【観光】特集 春の道内観光情報
■“ひかり”あふれる北の大地へ

【生き方】──市井の僧侶・釈丞西さんが問いかける『他力』の生き方
■見えない繋がりで生かされている、親鸞聖人の”み教え”の根幹『他力』

【社会】──B型事業所「工房mole」の挑戦
■「外の世界」へ飛び出すことでピンチをチャンスに変えたい

【長期連載】
●ルポ「ひきこもり」(128)──国の政策と当事者会のあり方をレタポスの田中敦理事長に訊く
●戦争遺産をめぐる旅(124)──旧海軍の拠点、舞鶴港に残る「舞鶴赤れんが倉庫群」と港巡り

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