第49回衆院選北海道3区(豊平区、白石区、清田区)は、自民党公認の高木宏壽元衆議(61)が、11万6917票を獲得して4年ぶりに当選した。当選確実になったのは、日付が変わった11月1日午前1時18分頃。開票が始まって5時間、北海道の選挙区では最後の当選確実となったため、事務所はひときわ高い歓声に包まれた。(写真は、万歳三唱する高木宏壽氏=中央)
(写真は、ダルマに目を入れた高木氏)

 当確が出てから自宅マンションで待機していた高木氏は、3分後に支援者たちの拍手の中を事務所入り、支援者全員で万歳を三唱した。高木氏は、「北海道の小選挙区で最後まで残った激戦を勝ち取ることができた。4年間、皆さんにお支えいただき、何としても勝利して国会に送っていただいて、地域のため、国のために仕事をしたいという思いで選挙戦を戦ってきた。まずは、北海道3区の声を国政に届けていく。北海道は今、経済が疲弊している。その声を国に届けて、しっかりと立て直しをしていきたい。中長期的には皆さんが安心して暮らせる社会をつくることを訴えてきた。目標に向け政策を打ち、わずかな歩みでも少しずつ実現していく努力をしていきたい。この4年間の浪人生活で、地域を回って現場の声を聞いてきた。まずは、その声をしっかりと国政に反映させていきたい」と感極まりながら喜びの声を述べた。

 選対本部長の対馬徳昭・つしま医療福祉グループ代表は、「豊平区、白石区、清田区ですべて勝つことができた。近年の3区の戦いでこういう結果は初めてだと思う。当選は、支援者の方々の努力があったから。1区も2区も残念ながら自民党議員を国会に送ることができなかった。高木先生は札幌から出る唯一の自民党議員。1区、2区の代弁を含めて大いに国会で活躍してほしい。皆さんの変わらぬ支援をお願いしたい」と話した。

 なお、対抗馬の立憲民主党新人の荒井優氏(46)は11万2535票で比例当選した。 高木氏は、これまで衆院選に4回出馬している。2012年12月は8万8360票で荒井聡氏に2万3761票差で勝利、2014年12月は9万2649票で荒井氏と7058票差で勝利したが、荒井氏は比例で復活当選した。2017年10月は11万8961票の得票があったが、荒井氏に2万2719票差を付けられて敗れた。


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