第25回参院選が21日投開票され、定員3人の北海道選挙区では前知事の自民党・高橋はるみ氏(65)、前道議の立憲民主党・勝部賢志氏(59)、前道議の自民党・岩本剛人氏(54)が初当選した。札幌市中央区の岩本氏の選挙事務所には選挙対策本部の関係者や支援者が集まり、午後8時過ぎにテレビで3人目の当確が出ると事務所内は「おおっ」という歓声と拍手に包まれた。(写真は、駆けつけた鈴木直道知事と抱き合って喜ぶ岩本剛人氏=右)

 その後すぐに岩本氏本人が事務所入り。支援者たちは拍手で迎え入れた。岩本氏は、「自公連立の政権安定が北海道でも必要という有権者の判断があった。北海道は新千歳空港の発着枠拡大や民営化が近く実施される。179市町村の素晴らしい観光資源を鈴木直道知事と一緒に全国、全世界に発信して地域の経済発展に繋げていきたい」と挨拶。
 同じく初当選した高橋はるみ氏との連携については、「選挙中は全く話をする機会がなかったが、自民党で2議席を確保できたことは大きい。しっかり連携して北海道のために汗を流していきたい」と話した。

 駆けつけた鈴木知事は、「岩本さんの思い、使命感、政策が道民に伝わった。岩本さんは鈴木道政と連携しながら国と道と市町村が一体となって様々な困難に立ち向かっていくことを掲げてくれた。岩本さんと連携して道民の皆さんの期待に応えるべく共に頑張りたい」と挨拶。岩本氏は知事と抱き合いながら喜びを爆発させた。

 加藤欽也選挙対策本部長は、「事務所も遊説隊も一つになって活動できたことが当選に繋がった。これからの6年間は、訴えてきたことを果たす責任がある。素晴らしい政治家に育つよう皆さんの力沿いをいただきたい」と引き続きの支援を要請した。岩本氏の得票は45万4285票だった。


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