政権が安堵した5区補選 町村後継の和田氏がV

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 参院選の前哨戦として全国的に注目を集めた衆院北海道5区補欠選挙は、自民党新人で公明党が推薦する和田義明氏(44)が初当選した。故町村信孝衆議の娘婿で事務所も旧町村事務所を継承、主が変わった事務所内は当選を喜ぶ支持者たちの笑顔が広がった。IMG_4086
IMG_4097(写真上は、町村氏の遺影を掲げてガッツポーズする和田氏と夫人。写真下はだるまに目を入れた2人)

 与党と野党が全面対決した5区補選を制した和田氏が事務所に現れたのはNHKで当確が出てから15分後の午後10時25分ころ。支援者たちの拍手に包まれて和田氏は1人ひとりとがっちりと握手して回った。 
 町村氏の遺影を掲げながら和田氏は、「多くの方々が汗をかいて足を棒にして雨の中でも雪の中でも本当に頑張っていただいたので絶対に勝つと信念を持っていたものの、やはり最後の最後まで不安でした。テレビを見ていて票数ではリードされていたので、生きた心地がしなかった。皆様に勝たせていただいた。心からお礼申し上げます」と選挙戦で枯らした声を一層張り上げた。
 
 続いて、「経済が第一だということが有権者に届いたのではないでしょうか。これまで父が心血注いで32年間頑張ってきたことも含めて評価いただいたと思う。商社マンの経験を生かして北海道の魅力を道外、海外に売り込むセールスマンとして頑張っていきたい」と力を込めていた。
 
 事務所内には、道内選出国会議員や道議、市議、経済界の面々や故町村氏からの有力支援者たちが集まり熱気で汗ばむほど。あちこちから「おめでとう」、「いい顔しているよ」、「もっと笑顔で」という掛け声が途切れることがなかった。和田氏は、夫人とともに町村氏の遺影を掲げてガッツポーズを繰り返した。
 
 選挙前から与党は総力戦を展開。安倍首相は熊本地震の発生で選挙応援には駆けつけられなかったが、総力戦で勝ちを取りに行った選挙で与党は確実に議席を確保することができ、政権が最も安堵した結果になった。勝利の弁を語る和田氏の初々しさと清々しさが事務所には溢れていた。町村後継と言いながら個性も印象も町村氏とは異なり、2人の共通点は少ないように見える。新人和田氏は町村氏を超えられるか、これから重い課題を背負うことになったとも言えそうだ。 

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