札幌市東区北10条東4丁目5-1にあった銭湯「北光(ほっこう)湯」が廃業してから1ヵ月強、跡地を土屋ホールディングス(本社・札幌市北区)の子会社、土屋ホーム不動産(同・同)が取得した。約300坪の土地利用の動向が注目される。(写真は、解体工事中の「北光湯」=2022年4月28日撮影)

「北光湯」は、1926年に営業を始めた銭湯。開業時に建設された母屋と40年ほど前に建て替えられた銭湯が、一体化した建物だった。銭湯のボイラー老朽化や利用客の減少に加え、母屋の老朽化も激しくなってきたことから、今年3月27日に95年の営業を終了した。

 営業終了後、すぐに建物の解体工事が始まり、5月初めには更地になった。解体工事は土屋ホーム不動産が行った。土地建物は廃業時から売買が進行していたが、4月末に屋ホーム不動産が取得していたことが分かった。跡地は第一種住居地域で、建蔽(けんぺい)率60%、容積率200%に制限されている。また、33m高度地区で建築物の高さも制限されている。土屋ホーム不動産は、自社利用または首都圏不動産事業者への売却などを検討するもよう。


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