イオン北海道のコンビニ型スーパー「まいばすけっと」今期(2014年2月期)中に札幌市内20店舗に

流通

DSC_5843DSC_5844 イオン北海道(本社・札幌市)が今年に入ってからコンビニ型食品スーパー「まいばすけっと」の出店攻勢を掛けている。これまでに4店舗を出店しておりさらに31日にはもう1店舗の営業を開始、今月中に札幌市内の「まいばすけっと」店舗数は17店舗になる。同社は今期(2014年2月期)中に20店舗まで増やす方針で2月以降も出店が続きそうだ。(写真左は「北19条西4丁目店」、右は「北30条西5丁目店」=いずれも1月24日にオープン)
 
「まいばすけっと」は、2005年からイオンが首都圏で始めたコンビニ型スーパー。売場面積150~200㎡で一般的なコンビニよりも食品の品揃えを豊富にして差別化、都市部の買い物難民などの需要を取り込む出店戦略を取っている。11年には資本金1億円の「まいばすけっと」株式会社として独立事業体になり、13年度末には約600店を展開する規模になる見込み。
 
 イオン北海道は12年3月から首都圏のノウハウを導入して札幌市内で店舗展開を開始した。当初は、イオン本体でもイオン北海道が「まいばすけっと」を事業化することに不安視する見方もあったが、柴田祐司社長の「成長のためには小型店展開も不可欠」という強い主張でゴーサインが出た経緯がある。
 
 出店戦略は、首都圏と同様、できるだけコストを抑えシンプルに営業するのが基本。生鮮食品やデリカを充実させて一般的なコンビニとの違いを鮮明にしている。コンビニが選択しないような立地条件で出店を重ね、コンビニに近接して出店するケースも多い。
 
 12年に3店舗、13年に9店舗を出店し今年に入って1月30日現在で4店舗を出店、さらに明日31日もう1店舗の営業を始める。
「まいばすけっと」の店舗フォーマットは、首都圏の買い物形態に合わせたもので、札幌市内のニーズと若干のズレがあるのも確か。今後、「札幌フォーマット」を付加することも検討しながら出店を継続していく。
 イオン北海道では今期中には20店舗にして、来期(2015年2月期)には倍増を目指す考えだ。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER