【2026年2月期決算】アークス、売上高過去最高、営業利益・経常利益は過去2番目の高水準

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 アークス(本社・札幌市中央区)の2026年2月期決算は、売上高6269億5700万円、営業利益176億3200万円、経常利益191億6100万円、純利益124億4500万円となり、前期比3・1%の増収、10・6%の営業増益、9・2%の経常増益、12・5%の純利益増になった。売上高は過去最高で、営業利益、経常利益は過去2番目の業績となった。2026年4月13日の決算会見で、古川公一副会長・CFOは、「難しい状況だったが、まずまずの数字が計上できた」と話した。(写真は、アークスの2026年2月期決算会見。中央が古川公一副会長・CFO)

 年間配当金は、前期は74円だったが、8円増配の82円を予定している。売上高営業利益率は2・8%で、前期よりも0・2ポイント上昇した。売上総利益率(粗利率)は25・2%で、0・1ポイント上昇した。期末の現金および現金同等物の残高は911億3000万円で、前期末よりも110億9500万円増加、アークスとしては初めて900億円台を超えた。

 客数は100・4%、客単価は102・6%、1点単価は104・4%、1人当たり買上単数は98・2%になった。客数が前年を割ったのは、2025年9月の98・9%と2026年1月の99・2%。「9月は一昨年の令和のコメ騒動の反動、1月は大雪の影響によるもので、その要因を除けば客数は順調で心配していない」(古川氏)。1点単価は低下傾向で、1人当たり買上点数は増加傾向になっている。買上点数が伸びてきたのは、個食対応や買い求めやすい“納得価格”が浸透してきたためで、「買上点数をいかに上げていくか、客数をいかの伸ばしていくかが食品スーパーの鍵になるが、全体的に機能するようになってきた」(古川氏)。

 2027年2月期の通期予想は、売上高6480億円(前期比3・4%増)、営業利益180億円(同2・1%増)、経常利益196億円(同5・0%増)、純利益124億円(同5・0%増)で、売上高、営業利益、経常利益は過去最高を狙う。純利益については、賃上げ優遇税制を織り込まずに算定しており、同税制の適用範囲が定まれば、純利益も過去最高をうかがう可能性もある。「2027年2月期は、CEO・CFO・COOの3C経営体制3年目となり、いわば第1期の仕上げの期になるため、過去最高水準をクリアすることを従来以上に意識して取り組む」(古川氏)としている。

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