「ダイイチアリオ札幌店」きょう開店、若園清社長「間違いなく当社の旗艦店になる」

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 ダイイチ(本社・帯広市)は、きょう2025年3月21日、大規模商業施設「アリオ札幌」(札幌市東区北7条東9丁目2-20)の1階に「ダイイチアリオ札幌店」をオープンさせる。イトーヨーカドーアリオ札幌店の後継店舗となるもので、ダイイチにとって、「稲田店」(帯広市)に次ぐヨーカドー後継店舗となる。(写真は、内覧会で挨拶するダイイチ・若園清社長)
(写真は、2025年3月21日にオープンする「ダイイチアリオ札幌店」)

 オープン前日の同年3月20日には、メーカーや卸など取引関係者の内覧会が行われた。ヨーカドーアリオ札幌店の閉店が同年1月13日で、ダイイチが引き渡しを受けたのは同年1月末。それから1ヵ月と3週間という短期間でオープンにこぎつけた。このことについて、同社の若園清社長は、「通常の居抜きで出店では、床や天井、バックヤードの補修が必要になるが、同店は、施設のメンテナンスが非常によくできていた。日ごろからヨーカドーのメンバーがしっかり管理してくれていたおかげ。20年経った店とは思えない」と、短期間でのオープンが可能になった理由を明かした。

(写真は、十勝厳選商品のコーナー)

 売り場面積は約834坪(2757㎡)で、「稲田店」の約818坪(2700㎡)を超えて、同社最大となる。ヨーカドーが営業していた当時と売り場のレイアウトはほとんど変えず、要所要所にダイイチのMD(販売政策)を差し込んで、カテゴリーごとの挑戦を行っている。品目数は約1万7000SKU(在庫保管単位)で、そのうち、資本業務提携先のイトーヨーカ堂が展開しているPB(プライベートブランド)「セブンプレミアム」商品は約1400SKUと、北海道最大の規模。

 若園社長は、「商圏には約7万世帯があり、高齢のお客さまから家族連れ、若い人たちまで幅広い人たちの需要に応えられるように、品揃えを強化する。これまで店舗フォーマットの標準化を進めてきたが、GMS(総合スーパー)やSC(ショッピングセンター)など出店環境に応じて柔軟に対応するMDに切り替えた」と述べ、「当社一番店の『白樺店』(帯広市)より(売り上げで)上を狙えるくらいにお客さまからのご支持をいただけると思う。5年後、10年後の当社の屋台骨を支える旗艦店になっていくだろう」と話した。なお、増淵一仁店長は、前ヨーカドー琴似店店長、アドバイザーの鈴木一茂氏は、前ヨーカドーアリオ店の店長だった。

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