富良野産の希少ホップである「リトルスター」と「ゴールデンスター」を50%以上使った、季節限定クラフトビール「富良野生ビール」が誕生した。イオントップバリュ(本社・千葉市美浜区)が開発したもので、イオン店舗での全国発売を前に、2023年11月22日から札幌市内の「イオン札幌発寒店」と「イオン南平岸店」の2店舗で先行販売されている。(写真は、「イオン札幌発寒店」2階で行われた「トップバリュ富良野生ビール」の発表会。左からイオン北海道・青栁英樹社長、イオントップバリュ・森常之副社長)

 イオントップバリュは、2019年から季節限定で「富良野生ビール」を販売している。この商品は、富良野産の希少ホップ「リトルスター」を使用しているが、今回、全面的なリニューアルを図り、「リトルスター」とそれ以上に希少とされる「ゴールデンスター」の2つのホップを50%以上使用した商品を開発した。副原料も一切使わず、麦芽100%で製造している。同社は、富良野の契約農家から、希少ホップを調達して協力工場で製造した。

 全国の「イオン」や「イオンスタイル」、「マックスバリュ」など、約7500店舗での発売は2023年11月28日からだが、北海道で先行販売。同年11月22日から「イオン札幌発寒店」(札幌市西区)と「イオン南平岸店」(同市豊平区、同日オープンの新店舗)の店頭に並んでいる。

 先行販売が始まった日に「イオン札幌発寒店」で行われた発表会で、イオントップバリュの森常之副社長は、「今年はコロナ後に迎える初めての本格的なクリスマス、お正月だが、お客さまのアンケートを取ると7割が自宅でパーティーなどをして過ごすという。今回の『富良野生ビール』はそんな過ごし方にピッタリ合う商品。フルーティーな香りでコクがある、バランスの良いビールを楽しんでほしい」とPRした。
 350ml缶のみの販売で、価格は1缶188円(本体価格、税込み価格は206・80円)。24缶入りで12万ケース(前年の1・2倍)の販売を計画している。
(写真は、「イオン南平岸店」で先行販売している「トップバリュ富良野生ビール」)


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