DCM(本社・東京都品川区)連結子会社ホダカ(同・同)は、プロユースに特化した工具・金物の専門店ホダカの苫小牧新明店(苫小牧市新明町3丁目1-4)を9月下旬にオープンさせる。DCMが展開するDCMホーマック新明店(新明町3丁目1-3)と同じ敷地内に出店する。(写真は、DCMホーマック新明店の敷地内に建設中のホダカ苫小牧新明店)

 ホダカは、作業用品、作業着、工具、金物などのプロ向け専門店。大工や左官、板金職人、タイル職人、土木建設業者、自動車整備工、電気工事工など職人に必要な道具、工具など約4万点を取り扱う。工場や事業所のニーズに対応、ボルトやネジも約5000種類取り扱っている。DCMの前身であるホーマック、ダイキ、カーマの各社の会社名の頭文字を取ったチェーン名で、現在はDCMの100%子会社ホダカが運営している。

 ホームセンター各社は、プロ向けの工具、金物、資材などの専門店の展開に力を入れている。コメリ(本社・新潟市南区)の大型ホームセンター、コメリパワーはプロニーズに対応したMD(マーチャンダイジング=販売政策)を採用、道内展開しているジョイフルエーケー(同・札幌市東区)もBUILD-ONの展開を始めている。

 ホダカは、2023年2月期の第1四半期末(2022年5月31日)で全国50店舗(北海道は4店舗)を展開しており、先行している。苫小牧市内では、コメリパワーが東と西の2店舗あってプロ向け需要が見込めるため、ホダカは店舗を設けることにしたようだ。DCMホーマック5店舗とホダカ1店舗による総合戦略で苫小牧での競争力を高める。道内のホダカ4店舗は、DCMホーマック店舗跡などを利用した居抜き出店だったが、今回の苫小牧新明店は道内では初の新設店舗になる。



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