札幌市に本社を置くドラッグストア2社の2023年5月期の北海道内出店予定数が明らかになった。ツルハホールデイングス(HD、本社・札幌市東区)は新規17店舗を出店、サツドラホールディングス(HD、同・同)は新規15店舗の出店を計画している。(ツルハHDは17店舗を新規出店する=写真は「ツルハドラッグ神楽岡店」)
(サツドラHDはインバウンドフォーマットの出店を再開する=写真は「サツドラ狸小路5丁目店)

 ツルハHDは、2022年5月期で北海道に16店舗を出店、8店舗を閉店して純増店舗数は8店舗となり、期末店舗数は422店舗。2021年5月期より8店舗増加した。既存店売上高は、2021年5月期が100・5%だったのに対して、2022年5月期は98・4%と前期を割り込んだ。
 2023年5月期は、全国的に出店ペースを落として既存店の収益改善を目指すことにしている。北海道では、17店舗の出店と14店舗の閉店を計画、純増店舗数は3にとどめる。期末の道内総店舗数を425店舗とみている。

 サツドラHDは、2022年5月期に生鮮取り扱い店舗を含めてドラッグストアフォーマット店舗を7店舗出店。一方で、ドラッグストアフォーマット3店舗、インバウンドフォーマット3店舗の計6店舗を閉店した。これにより総店舗数は201店舗(ドラッグストアフォーマット175店舗、インバウンドフォーマット14店舗)となり、2021年5月期より1店舗の純増となった。2020年5月期は出店6店舗、閉店13店舗の純減7店舗、2021年5月期は出店4店舗、閉店14店舗の純減10店舗だったが、2022年5月期は1店舗の純増に転じた。

 2023年5月期は、生鮮食品と調剤薬局併設の新フォーマットを軸にドラッグストアフォーマット8店舗を出店、インバウンドの入国制限緩和を見越してインバウンドフォーマット7店舗の再開を計画している。また、既存店改装も30店舗を計画している。
※2022年6月27日記事一部修正しました。サツドラHDの新規出店は8店舗、インバウンドフォーマットは7店舗の再開でした。お詫びして訂正いたします。


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