サツドラホールディングス(HD、本社・札幌市東区)の子会社サッポロドラッグストアー(同・同)は、4月30日(金)で「サツドラ狸小路5丁目店」(札幌市中央区南3条西5丁目14)の営業を終了、休業に入る。狸小路商店街ではインバウンド蒸発で、昨年から道内外のドラッグストアが相次いで休業・閉店している。なかでも最多店舗数の7店舗を展開していたサッポロドラッグストアーは、2店舗に集約される。コロナ禍で我慢の営業が続く。(写真は、4月30日の営業を最後に休業に入る「サツドラ狸小路5丁目店」)
サッポロドラッグストアーは、2015年から狸小路商店街に出店を開始し、一昨年までに同商店街周辺を含めて7店舗を出店した。しかし、昨年2月以降の新型コロナウイルス感染拡大で、主要顧客だったインバウンドが蒸発、店舗戦略の練り直しを迫られた。20年8月に旧中川ライター店跡に出店していた「サツドラ狸小路4丁目店」(南3条西4丁目20)とネスレ日本・カルビー・サツドラのジョイント店舗「サッポロスーヴェニールショップ狸小路5丁目店」(南3条西5丁目33)を閉店、11月には「サツドラノルベサ店」(南3条西5丁目1ー1)も閉店した。
他の「サツドラ」店舗は、営業時間短縮や品揃えを地元客重視に変更するなどして営業を続けてきた。今年に入って、2月に「サツドラ狸小路2丁目店」(南3条西2丁目16ー7)を休業していたが、今回、同商店街の旗艦店の位置付けだった「サツドラ狸小路5丁目店」も4月30日午後8時で休業することになった。
時間短縮で営業を続けるのは、「サツドラ大王ビル店」(南2条西5丁目23ー1)と「サツドラ狸小路6丁目店」(南3条西6丁目3ー2、南3条グランドビル1階)の2店舗になる。ダイコク(本社・大阪市中央区)の「ダイコクドラッグ」は同商店街周辺の3店舗を全て閉店、コクミン(本社・大阪市住之江区)も3店舗から1店舗に集約している。狸小路商店街の各ドラッグストアは、踏ん張りの営業を続けている。