東光ストアで水産売り場などを展開している東進共同水産(本社・札幌市豊平区)のグループ会社、東和システム(同・同)は、3月中旬に仮称「うおいちマーケット」(札幌市中央区)をオープンさせる。ややグレードの高い鮮魚専門店になる見込みだが、現時点で詳細は非公開。(写真は、仮称「うおいちマーケット」の出店予定場所)

 仮称「うおいちマーケット」は、中央区南7条西8丁目1032-3、スリータワー南7西8ビルの1階に出店する。この場所では約30年間にわたり、有限会社丸サ佐藤商店(札幌市中央区)が小型スーパー「丸正食品南7条店」を展開してきた。同店は2021年9月30日で閉店。今回、「うおいちマーケット」が居抜きで出店することになった。鮮魚、惣菜、寿司を揃える予定で、ややグレードが高い鮮魚専門店として展開する見通し。具体的な店舗形態については「まだ明らかにできない」(東進共同水産)としている。

 東進共同水産は、札幌東急ストア(現東光ストア)の水産売り場をインショップ展開してきた水産会社で、現在は惣菜や回転寿し「一心」を東光ストアの店舗内で展開している。また、グループ会社の東和システムは、東光ストア店内以外の回転寿し「一心」や居酒屋等の飲食店展開を行っているほか、2014年3月に居抜き出店したミニスーパー「ウィズマート丘珠店」(札幌市北区北丘珠3条1丁目9)も運営している。

 生鮮食品のうち、青果を扱う専門店が札幌市内ではここ数年間で増えているが、鮮魚店は専門的な運営が必要なため新規出店はあまり例がなかった。仮称「うおいちマーケット」は、鮮魚専門店の新しい展開に道を開きそうだ。



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