回転寿司「魚一心」や海鮮居酒屋「ＲＯＢＡＴＡ」など１０数店を展開する東和システム（本社・札幌市豊平区）は、食品スーパー２号店「ＷｉｔｈＭａｒｔ（ウィズマート）丘珠店」（東区北丘珠３条１丁目）を２２日午前１０時にオープンする。経済産業省の買い物弱者支援事業補助金を利用、２０１２年８月に閉店した「スーパー寿（ことぶき）丘珠店」跡に入店して地域の買い物需要に応える。（写真は、２２日にオープンする『ウィズマート丘珠店』）
東和システムは、札幌東急ストア（現東光ストア）の鮮魚部門や惣菜部門のテナントとして成長してきた東進共同水産（本社・札幌市豊平区）を母体に２０００年に設立。東進共同水産は、東光ストア店内で回転寿司「一心」も展開してきたが、そのノウハウをもとに外部展開するための戦略子会社として回転寿司「魚一心」や海鮮居酒屋「ＲＯＢＡＴＡ」などを札幌市内、小樽市内に出店している。
食品スーパー事業は、閉店したパルティなんまる山口店（札幌市手稲区曙１１条１丁目）跡に０７年８月に「ウィズマート山口店」として出店、現在１店舗のみ。
今回、１２年８月に自己破産した鵜川商事の子会社札幌鵜川商事が運営していた「スーパー寿丘珠店」跡に出店、２店舗目を運営することにした。
北丘珠地区は、スーパー寿の撤退によって食品スーパーが近隣になくなったため地域住民の買い物難民化が深刻になっていた。東和システムは、出店に当たって経産省の買い物弱者支援事業補助金の１２年度補正予算分を利用する。
「地域からは特に生鮮三品に対する要望が強いので、生鮮食品を重視した店舗にするが、フルラインの品揃えをしたい」（東和システム）としている。
店舗面積は約２５０㎡。同社では、この店舗が買い物弱者を解消するモデル店舗として見通しが付けば多店舗化も検討する考え。
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