帝国データバンク札幌支店は、2013年度の道内スーパーストア売上高ランキングをまとめた。道内に本社または本部を置く企業や協同組合が対象で売上高トップはコープさっぽろ(札幌市)の2722億8700万円(前年度比3・4%増)で2位はイオン北海道(札幌市)の1726億3800万円(同2・6%増)、3位はラルズ(札幌市)で1142億3400万円(同1・2%減)だった。(写真は、コープさっぽろ本部=札幌市西区発寒11条5丁目)
コープさっぽろは07年度からランキングの対象に入って以降、7年連続のトップ。それ以前は、イオン北海道の前身、ポスフールが1位だった。
グループ別では、ラルズや東光ストア(札幌市)、福原(帯広市)、道北アークス(旭川市)、道南ラルズ(函館市)、道東ラルズ(北見市)、篠原商店(網走市)で構成するアークスグループが2957億4700万円(前年度比0・5%減)でトップ。2位は、コープさっぽろ、魚長(函館市)のコープさっぽろグループで2850億1600万円(同3・0%増)、3位はイオン北海道、マックスバリュ北海道(札幌市)、いちまる(帯広市)のイオングループで2728億8400万円(同5・4%増)になった。
上位20位のうちで、前年度より売上高が伸びたのは、コープさっぽろ、イオン北海道のほかにホクレン商事(札幌市)、東光ストア(同)、ダイイチ(帯広市)、北海道ジェイ・アール・フレッシュネス・リテール(札幌市)、篠原商店の7社で13社は0・2~4・1%の減収だった。
伸び率が11・9%と一番大きかったのはホクレン商事。期初にエーコープ春日店(富良野市)をリニューアルしたことや寿商事の店舗跡に居抜き出店したホクレンショップ栗山店(栗山町)の売上げがオンされたことなどが伸びを支えた。ただ、同社はリース部門なども抱えており高い伸びは食品スーパー部門の売上げが直接反映したものではない。
4・8%増を記録した北海道ジェイ・アール・フレッシュネス・リテールは、JR生鮮市場を9店舗展開しているが昨年に西野店(札幌市西区)がオープンしたことで売上げが伸びた。
減少率が大きかったのは、「スーパーチェンシガ」を運営する丸しめ志賀商店(余市町)の4・1%減、魚長の4・0%減。
上位20位は次の通り。カッコ内は前年度比。
1位 コープさっぽろ 2722億8700万円(3・4%増)
2位 イオン北海道 1726億3800万円(2・6%増)
3位 ラルズ 1142億3400万円(1・2%減)
4位 マックスバリュ北海道 904億3900万円(0・3%減、前期は13ヵ月変則決算)
5位 ホクレン商事 698億6700万円(11・9%増)
6位 道北アークス 476億6700万円(0・3%減)
7位 東光ストア 467億2800万円(1・5%増)
8位 福原 454億6400万円(0・5%減)
9位 北雄ラッキー 440億2200万円(0・5%減)
10位 ダイイチ 303億9800万円(2・6%増)
11位 道南ラルズ 212億5500万円(0・2%減)
12位 豊月 195億3200万円(2・6%減)
13位 北海道ジェイ・アール・フレッシュネス・リテール 174億円(4・8%増)
14位 道東ラルズ 152億8500万円(1・8%減)
15位 魚長 127億2900万円(4・0%減)
16位 津司 118億2400万円(1・5%減)
17位 いちまる 98億700万円(2・9%減)
18位 丸しめ志賀商店 91億4800万円(4・1%減)
19位 東武 66億9600万円(0・4%減)
20位 篠原商店 51億1400万円(0・6%増)
200億円台から300億円台になったのはダイイチ(帯広市)で、逆に200億円台から100億円台になったのは豊月(苫小牧市)、100億円台を割ったのはいちまる。
帝国データバンク札幌支店がまとめた2013年度北海道内スーパーストア売上高ランキングのリリースは、http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/s141102_01.pdf