くら寿司(本社・大阪府堺市中区)は、2023年9月中旬に「くら寿司苫小牧店」(苫小牧市柳町4丁目3-29)をオープンさせる。同社が2023年10月期に入って4店舗目の新規出店で、これによって「くら寿司」の道内店舗数は、北海道進出から2年で8店舗になる。(写真は、2023年9月中旬にオープンする「くら寿司苫小牧店」)

「くら寿司」は、全国系の回転寿司チェーンとして、最後発で北海道に進出してきた。2021年7月15日に「ラソラ札幌店」(札幌市白石区)を1号店としてオープン。以降、同年9月2日に「札幌八軒店」(同市西区)、同年12月9日に「札幌菊水元町店」(同市白石区)、2022年7月21日に「帯広店」(帯広市)、同年11月17日に「函館東山店」(函館市)、2023年1月26日に「札幌平岡店」(札幌市清田区)、同年3月23日に「室蘭店」(室蘭市)をオープンさせてきた。

 今度の「苫小牧店」は、国道36号線沿いにあった道蓮交通跡地に建設中で、「イオンモール苫小牧」、「スーパーゼビオ苫小牧柳町店」に隣接している。5月から始まった店舗建設工事は半ばを過ぎ、外観は既に完成、ポールサインも立てられている。店舗裏の海側に駐車場が整備され、国道から見る店舗敷地よりも実際は大きい。

 今回の店舗によって、「くら寿司」が出店しているのは、札幌市、帯広市、函館市、室蘭市、苫小牧市の5市になる。先行する全国系回転寿司チェーンの北海道店舗数は、ゼンショーホールディングス(本社・東京都港区)子会社はま寿司(同・同)の「はま寿司」23店舗、元気寿司(同・栃木県宇都宮市)の「魚べい」22店舗、FOOD&LIFE COMPANIES(同・大阪府吹田市)子会社のあきんどスシロー(同・同)が展開する「スシロー」16店舗。出店自治体数は、「はま寿司」14市、「魚べい」11市、「スシロー」9市と「くら寿司」は大きく離されている。先行する3ブランドの差を縮めるため、積極出店が続きそうだ。



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