「スシロー」釧路出店、今年4店舗目の北海道積極攻勢

経済総合

 回転寿司「スシロー」を展開するFOOD&LIFE COMPANIES(本社・大阪府吹田市)の子会社あきんどスシロー(同・同)は、9月上旬に「スシロー釧路店」(釧路市鳥取大通2丁目2)をオープンさせる。これまで道東は帯広までしか出店していなかったが、釧路にも勢力を広げ道内15店舗にする。(写真は、7月28日にオープンする「スシロー札幌発寒店」)

「スシロー釧路店」の出店場所は、「DCMホーマック鳥取大通店」や「スーパーアークス鳥取大通店」などが集積する鳥取複合商業施設内。「スシロー」は、2008年7月に北海道1号店として「新発寒店」(札幌市手稲区)を居抜きでオープンさせて以降、店舗網を拡大。2022年は3月17日に「千歳店」(千歳市)、6月2日に「札幌パルコ店」(札幌市中央区、札幌パルコ8階)、7月28日には道内1号店の「新発寒店」の移転新築で「発寒店」(同市西区)をオープンさせるなど、出店攻勢を強めている。「釧路店」は、移転を含めると今年4店舗目となり、年間出店数としては過去最高になりそう。

 道内には全国回転寿司チェーンの「魚べい」と「はま寿司」が共に23店舗で拮抗している。「魚べい」は、釧路市内に出店していないが、「はま寿司」は「釧路鳥取大通店」(鳥取大通2丁目6-7)、「釧路愛国店」(愛国東1丁目11-4)の2店舗を展開しており、そのうち「釧路鳥取大通店」と「スシロー」の店舗は400mほどしか離れていない。

「スシロー」、「魚べい」、「はま寿司」の札幌の店舗比率を見ると、「スシロー」は今回の「釧路店」をカウントすると46%、「魚べい」は48%、「はま寿司」は21%となっており、「はま寿司」は札幌以外の展開を重視しているようだ。

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