老舗「三好商会」が会社分割でフォーバルに事業譲渡、旧会社は「コメダ珈琲」などFC特化

経済総合

 OA機器販売とそれに伴うビジネスソリューション事業や飲食店等フランチャイズ(FC)事業を展開している三好商会(本社・札幌市中央区)が、東京証券取引所1部上場で情報通信コンサルティング事業大手のフォーバル(同・東京都渋谷区)に事業譲渡された。具体的には会社を新設分割してビジネスソリューション事業を新会社に承継、その株式をフォーバルに譲渡したもので社名は「三好商会」を踏襲した。(写真は、新・三好商会の社長に就任した松山哲也・フォーバル北海道支店長)

 三好商会は、1957年創業で今年が63周年。事業者向け文房具から始まったが、オフィス事務用品やオフィス家具、OA機器販売に移り、現在はビジネスソリューション事業が中核事業になっていた。三好康裕社長(62、現在は新・三好商会会長)は、今後の成長や優秀な人材確保には大手のグループに入ることが不可欠と判断、フォーバルの傘下に入ることを決断した。

 今年4月1日付で三好商会を新設分割して新会社名を知名度や信用力のある三好商会とし、ビジネスソリューション事業を承継させた上で全株式をフォーバルに譲渡した。譲渡金額は非公表。また、「コメダ珈琲店」2店舗やコインランドリー「フトン巻きのジロー」2店舗を展開しているFC事業は旧会社が承継、社名をMIYAC(ミヤック)に変更、三好氏が代表取締役に就いた。

 新・三好商会の社長には、フォーバル北海道支店長の松山哲也氏(52)が就任。従業員約20人は引き続き雇用して札幌市内の中小企業を中心に顧客企業のコンサル事業を展開するとともに新たに顧客獲得を目指す。

 当面、フォーバル北海道支店と新・三好商会との統合は行わず連携して事業展開する。現在、フォーバル北海道支店の顧客数は約140社、年商約2億円、新・三好商会は約1300社、約20億円。早期に両者で顧客数10%増、売上高30~40億円を目指す。

 フォーバルが得意とするのは、情報通信コンサルと経営コンサルで、中小企業の経営改善や成長をIT面からサポートするノウハウ。全国の顧客数は2万社を超えており、カスタマーコミュニケーションセンターも開設して問題対応の迅速化も可能にしている。新・三好商会ではコロナ禍により、対面による顧客開拓を自粛していたが、7月から徐々に拡大。テレワークやワーケーションなど働き方改革の構築提案や就業規則変更のアドバイス等を積極的に行っている。旧会社のFC事業を承継したMIYACは、引き続きFC展開を拡大していく考え。

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