ストッキング、タイツ、インナーウェアの製造販売、アツギ(本社・神奈川県海老名市)は、直営店事業を開始しているが、10日に北日本エリア1号店として札幌市中央区のさっぽろ地下街ポールタウンに「ATSUGI」をオープンさせた。西日本エリアで9月20日にオープンさせた大丸心斎橋店本館(大阪市中央区)のレッグウェア専門店に次ぐ出店となる。(写真は、さっぽろ地下街ポールタウンに10日オープンしたアツギの直営店「ATSUGI」)

 さっぽろ地下街ポールタウンに出店した「ATSUGI」は、レッグウェア、インナーウェアの直営専門店。レッグウェアでは、主力のプレーンストッキングの「アスティーグ」をはじめプレーン(無地)ライクな柄を中心として提案する「ATSUGI THE LEG BAR(アツギ・ザ・レッグバー)」などストッキング・タイツを揃えている。ソックスでは、「あしづつみ」や「親切設計」、防寒ルームソックスの「WARM×WARM(ウォームバイウォーム)」などを揃える。

 インナーウェアは、「クリアビューティアクティブ」を中心に展開、防寒インナーの「着るタイツ」やワンマイルウェアとレギンスをラインナップする「アンクローズ」などを揃える。スポーツにも興味がある働く女性をメインターゲットにする。店舗面積は約11・34坪(37・50㎡)、営業時間は午前10時~午後8時。「ATSUGI」オープンを記念して同社では17日までセールを実施。各商品の割引販売のほか、税込3300円以上購入するとストッキングやタイツの洗濯に便利なネットまたはオリジナルエコバックをプレゼントする。

 東京証券取引所1部上場のアツギは現在、中期経営計画「ATSUGI VISION 2020」に取り組んでおり、直営店舗と自社ECサイト強化による直営小売比率の向上などを進めている。同社の19年3月期決算は、売上高218億7000万円(前期比8・7%減)、営業損失9億300万円、固定資産の減損損失などを計上したため純損失は30億7800万円となっている。


8人の方がこの記事に「いいんでない!」と言っています。