「ホテルモントレ札幌」や「ホテルモントレエーデルホフ札幌」を所有しているマルイト(本社・大阪市浪速区)は、10月から「ホテルモントレエーデルホフ札幌」の増築工事に着手する。現ホテルの南側の庭園を利用して建設するもので、この増築工事によって、旧北海道営林局の面影を残していた木々はほぼなくなる。(写真は、「ホテルモントレエーデルホフ札幌」の増築部分の敷地。左が本館部分)

「ホテルモントレエーデルホフ札幌」(札幌市中央区北2条西1丁目1)は、マルイトが旧北海道営林局跡地を入札で取得、2000年12月にオープンさせたホテル。ウィーン文化に彩られたエーデルホフ(貴族の屋敷)がコンセプトで、12階から22階がホテル部分、2階から15階がテナントオフィスとなっている。ホテルの客室数は181室。

 今回の増築によって本館と新館で合計客室数を300室にするもので、既に南側の庭園部分で基礎工事を始めている。建築面積は約166坪(549・39㎡)で、ここに地下1階、13階建ての建物を建設する。延べ床面積は約1624坪(5359・76㎡)、建物の高さは45・79(既存部分の高さは93・81m)。建築主はマルイト、設計は鹿島建設一級建築士事務所(東京都)、監理は鹿島建設北海道支店一級建築士事務所(札幌市中央区)、施工は鹿島建設北海道支店(同)。オープンは、22年4月頃の見込み。今度の増築によって、一部で残っていた旧北海道営林局の面影はなくなる。


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