上川大雪酒造(本社・上川郡上川町)は、網走市の天都山の山頂付近で建設を進めている新蔵の正式名称を「北緯44度」に決めた。網走の緯度にちなみ、上川大雪酒造が新しい挑戦を始める場所にふさわしい名称とした。
(写真は、建設工事が終盤を迎えている新酒蔵「北緯44度」)
(写真は、酒蔵の屋上にあしらわれた「44」の文字と緯度を示す線)
「北緯44度」は、上川大雪酒造が新たに日本酒造りを行う、網走の風土を象徴した拠点とする。冷涼で厳しいながらも豊かな自然が広がるこの地から、世界から注目を集めるような、本物の日本酒を届ける酒蔵を目指す。新蔵には、地域振興と社会復帰支援を目的とした網走刑務所との連携事業により、受刑者が、職人の指導のもとに作り上げた伝統的な木桶を設置する。目指すのは、木桶仕込みならではの豊かな香りと、まろやかで口当たりの良い、角の取れた上質な酒質。この新蔵による最初の日本酒は、2026年12月中に販売できるようにする。
2025年12月から始まった新蔵建設は、大詰めを迎えている。酒蔵の設計は上川大雪酒造地方創生コンサルティング(本社・小樽市、小樽商科大学内)、監理はアトリエオンド一級建築士事務所(札幌市中央区)、施工は廣野組(本社・旭川市)。工期は2026年7月31日まで。酒蔵の屋上には、北緯44度を象徴する「44」の文字と緯度を示す線も描かれている。濃い緑の季節や周囲が赤く染まる季節を過ぎ、雪が舞い始める頃、「北緯44度」から新酒が生まれる。


































