札幌市中央区南2条西5丁目20にあった旧「ウインズ札幌B館」の跡地で、イベントスペース「空き地」として利用されてきた約400坪の更地を、大和ハウス工業(本社・大阪市北区)の100%子会社、フジタ(同・東京都渋谷区)が取得した。取得したのは2026年1月末で、現時点で新たな建築計画は具体化していない。
(写真は、フジタが取得した狸小路商店街5丁目のイベントスぺース「空き地」=左)
狸小路商店街の5丁目にあったJRA(日本中央競馬会、東京都港区)の場外勝馬投票券発売所「ウインズ札幌B館」は、1979年に竣工し、JRAが賃借して42年間にわたって、旧「ウインズ札幌A館」(南3条西4丁目)とともに競馬ファンの札幌の拠点として親しまれてきた。両建物の老朽化により、JRAは旧「ウインズ札幌A館」をスクラップ&ビルド、「ウインズ札幌B館」を閉鎖・集約して、2021年5月に新しい「ウインズ札幌」をオープンさせた。
旧「ウインズ札幌B館」の建物を所有するファイブスター札幌(本社・札幌市中央区)は、建物の解体撤去工事を行い、2022年12月頃には更地になった。2023年からは、この場所に「空き地(あきち)」と名付けられたイベント&休憩スペースが設けられ、人工芝が敷き詰められた空き地には椅子やテーブルも設置され、誰でも自由に休憩することができるスポットになった。
2025年の秋まで利用されたが、2026年1月末にフジタが約400坪の土地を取得した。旧「ウインズ札幌B館」が運営中だった頃には、1階入り口付近に同商店街の守り神、「本陣狸大明神社」が祭られていた。同館閉館後は、仮住まいを余儀なくされた大明神だったが、2022年8月にオープンした北海道の食文化発信横丁「狸COMICHI」の1階入り口付近に移り、ここが新たな安らぎの居場所になった。狸小路商店街2丁目の旧「紅屋」跡などを利用したこの施設を建設したのはフジタで、土地も所有している。「本陣狸大明神社」とフジタが、不思議な縁で繋がっている。



































