アイスクリームの小樽・さくら食品、初の本格的自社ブランド「みるふわ」をスーパーに外販

経済総合

 コープさっぽろ(本部・札幌市西区)グループのコープトレーディング(本社・同)が100%出資するアイスクリーム製造・販売のさくら食品(同・小樽市)は、本格的自社ブランドとしては初となるアイスクリーム「みるふわ」を2026年3月16日(月)から発売する。最初は、コープさっぽろの店舗と宅配で販売し、その後、イオン北海道(同・札幌市白石区)、北雄ラッキー(同・同市手稲区)、ローソン(同・東京都品川区)の店舗などにも外販する。(写真は、さくら食品が発売を開始する「みるふわ」を持つ山崎陽平営業部部長代理=右と米森結望商品開発部部長)
(写真は、新プレミアムアイスクリーム「みるふわ」)

 さくら食品は、2026年5月で創業65周年を迎える小樽の老舗アイスクリームメーカー。雪印乳業などのOEM(相手先ブランド製造)供給を手掛けるなどしてきたが、現在は、コープさっぽろグループとして、コープさっぽろ向けPB(プライベートブランド)のほか、一部自社ブランド品を製造している。今回、創業65周年を記念して、初の本格的自社ブランドの開発に1年以上前から取り組み、このほど北海道産牛乳を原料とする「みるふわ」を開発した。さくら食品の山崎陽平営業部部長代理(44)は、「ミルクのアイスクリームは多いが、多くのメーカーはコク(ボディ)感に注目している。当社は、北海道の牛乳が持つ風味の高い透明感を生かし、おいしさを丁寧に表現するようにした」と話す。

 生乳を均質化するためのホモゲナイザーを使った生乳のさらさら感を保って味を調整した。バニラビーンズもバニラ香料を使っておらず、卵黄も入れていない。また、砂糖は、北海道産のてんさいグラニュー糖のみを使用している。「これまでのOEM製造で蓄積した技術を利用して、私たちが作りたかった素直なミルクのおいしさを伝えられるアイスクリームになっている」(山崎氏)。

 同社の米森結望商品開発部部長(42)は、「お風呂上りに家族みんなで楽しく食べるシーンを想像して開発した。最近のアイスクリームは『こっそりと独り占めして食べるおいしさ』が開発の方向性になっているようだが、それとは逆のコンセプトにした」と言う。「みるふわ」のネーミングは、食べた時にミルクをふわっと感じるところから付けた。パッケージに描かれた乳牛には、小さな北海道を形どった模様があしらわれている。

 内容量110ml、価格はオープンだが、200円台半ばを想定している。初年度20万~30万個の販売を予定している。同社は、「みるふわ」のシリーズ化を進める考えで、秋冬に向けて、北海道の食材とマッチしたアイスクリームを第2弾として発売する。さくら食品の2025年3月期決算は、売上高7億2400万円、純利益4000万円。

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