北洋銀行（本店・札幌市中央区）のグループ企業、北海道共創パートナーズ（本社・同）は、北海道で就労希望を持っているインドネシア人1000人から17人を選抜、2025年6月16日に、現地の日本語学校で入学式を行った。1年間の学習期間を経て、2026年4月から道内建設業へ人材派遣が行われる予定。
（写真は、選抜された道内で就労希望の17人）
道内の建設業は、人口減少・少子高齢化で人手不足が大きな課題。とりわけ、施工管理人材の不足が、道内建設業の成長の足かせになっている。北海道共創パートナーズは、インドネシアで建設業に従事経験があり、北海道で就労希望のある人材を集め、道内建設業に人材派遣をすることにした。
同社は、インドネシアの現地法人と協業、インドネシア人の募集と選抜、選抜した人材の日本語教育、人材の渡航支援、企業への派遣、人材の定着に向けたサポートまでを支援する。就労のミスマッチを防ぐため、来道するまでの1年弱の期間は、北海道共創パートナーズが学習費や生活費を負担、現地の日本語学校で、日本語習得に専念するブログラムを組む。これによって、派遣開始時の日本語習得レベルはJLPT（日本語能力検定）N2相当にする。
人材派遣の形態をとることによって、道内建設事業者の外国人材の直接雇用リスクを軽減、派遣先で定着が見込めると受け入れ企業が判断すれば、直接雇用に切り替えることができるようにする。
