「業務スーパー室蘭店」2025年3月13日に再開オープン、ケヒコ破産から7ヵ月目で

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 運営会社の自己破産で店舗運営が終了していた北海道の「業務スーパー」7店舗のうち、3店舗を承継した良知経営(本社・川崎市宮前区、2024年10月にパスポートと合併)は、再開1号店として「室蘭店」(室蘭市東町2丁目22-16)を2025年3月13日(木)にオープンさせる。「滝川店」(滝川市)、「狸小路2丁目店」(札幌市中央区)のオープンは、2025年春とアナウンスされている。(写真は、営業していた頃の「業務スーパー室蘭店」)

 神戸物産(本社・加古川市)のフランチャイジー(加盟店)として、道内で「業務スーパー」7店舗を運営していたケヒコ(同・横浜市神奈川区)が、放漫経営により自己破産したのは2024年8月。以降、全7店舗が閉店となった。業績好調の「業務スーパー」だけに、他のフランチャイジーの承継によって、営業再開は容易とみられていたが、意外にも承継は難航。

 良知経営が7店舗のうち、3店舗の承継を決めたのは、2024年11月。それからさらに時間がかかり、今回、ようやく「室蘭店」が、閉店から7ヵ月目で再開することになった。ケヒコが「西松屋室蘭東店」跡に「室蘭店」を居抜きオープンさせたのは、2024年4月25日。わずか3ヵ月で閉店となり、以降、7ヵ月のブランクを経ての再開に、室蘭地区の「業スー」ファンも期待をかけている。

 良知経営は、承継した「滝川店」「狸小路2丁目店」を2025年春にオープンさせることにしており、これによって、同社が以前から展開していた「伏古店」(札幌市東区)、「新発寒店」(同市手稲区)、「苫小牧西店」(苫小牧市)、「静内店」(日高郡新ひだか町)に加えて、道内7店舗になる。

 承継先が決まっていないのは、「苫小牧店」(苫小牧市)、「旭神店」(旭川市)、「岩見沢店」(岩見沢市)、「苫小牧東店」(苫小牧市)の4店舗。このうち、「岩見沢店」と「苫小牧東店」は新設建物で、まだ新しい状態で、建物が残ったままになっている。

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