「サンマルクカフェ アリオ札幌店」に続き「倉式珈琲店中島公園店」も閉店へ

経済総合

 札幌護国神社・多賀神社に近い閑静な場所に佇む「倉式珈琲店中島公園店」(札幌市中央区南16条西5丁目1-13)が、2024年2月29日(木)で営業を終える。隣接して営業していた「ベーカリーレストランサンマルク札幌中島公園店」は昨年2月末で閉店しており、1994年以来続いてきたサンマルクホールディングス(HD、本社・岡山市北区)グループの店舗が、中島公園の近くからなくなる。(写真は、木々に囲まれた「倉式珈琲店中島公園店」)

 サンマルクHDは、グループ各事業の売り上げが回復基調にある中で、原材料費やエネルギーコスト高騰の影響を受けて、原価率の上昇が収益を圧迫している。このため、不採算店舗の閉店による収益性回復を進めており、その一環としてグループの倉式珈琲(本社・岡山県北区)が運営する北海道の店舗、「倉式珈琲店中島公園店」も閉店することにした。

 同じグループのサンマルクカフェ(同・同)が展開するセルフサービス型カフェ「サンマルクカフェ」に関しても、今年1月28日に「アリオ札幌店」(札幌市東区)を閉店させており、道内で閉店が続いている。2024年3月期には、これまで閉店した店舗を含めて、グループ全体で70~90店舗の閉鎖を計画しており、さらに閉店が増える可能性もある。

 今回の閉店によって、道内の「倉式珈琲店」は、「新さっぽろサンピアザ店」(札幌市厚別区)の1店舗になる。また、「サンマルクカフェ」は、「新さっぽろサンピアザ店」(同)、「札幌ル・トロワ店」(同市中央区)、「イオンモール札幌発寒店」(同市西区)、「MORUE中島店」(室蘭市)の4店舗になっている。昨年2月末の「ベーカリーレストランサンマルク札幌中島公園店」の閉店もあったため、サンマルクグループの北海道ウエートが下がりつつある。

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