サンマルクホールディングス(本社・岡山市北区)が運営する「ベーカリーレストランサンマルク札幌中島公園店」(札幌市中央区南16条西5丁目4-20)は、2月28日(火)で営業を終了する。1994年のオープン以来、29年間で店舗を閉じる。(写真は、2月28日で閉店する「ベーカリーレストランサンマルク札幌中島公園店」)

「ベーカリーレストランサンマルク」は、ホテル並みのサービスと雰囲気に定評があり、焼きたてパンとリーズナブルな価格のコース料理が特徴。ピアノの生演奏が楽しめるレストランとしても知られる。「サンマルク」は、古代東方教会で修道について著作を残した修道士のサンマルクに由来しており、「ベーカリーレストランサンマルク」の単独路面店は、どの店舗も異国調の建物となっている。

「札幌中島公園店」は、中島公園近くにあり1994年にオープン。当初は、同じサンマルクグループの和食と甘味処「みもざ」とコンビネーション出店していたが、現在は同じグループの倉式珈琲(本社・岡山市北区)が展開するフルサービス喫茶の「倉式珈琲店札幌中島公園店」が、コンビネーション展開している。

 サンマルクHDは、コロナ禍の影響と原材料費・エネルギー価格の上昇、円安による物価急上昇が収益を圧迫、レストラン事業での不採算店舗閉店を進めている。今回の「ベーカリーレストランサンマルク札幌中島公園店」の閉店もその一環。これによって、北海道から「ベーカリーレストランサンマルク」の店舗はなくなり、全国52店舗となる。

 閉店後は、サンマルクグループで安定した事業展開をしているパスタ業態やドリア業態の店舗が、居抜き出店する可能性がある。なお、セルフサービス型カフェの「サンマルクカフェ」は、サンマルクHDの子会社サンマルクカフェ(本社・岡山市北区)が展開しており、道内では札幌市内4店舗、室蘭市内1店舗の計5店舗がある。



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