セコマグループが釧路開発建設部と協定、「釧路配送センター」を「災害時道路啓開拠点」に

社会・文化

 セコマ(本社・札幌市中央区)とセイコーフレッシュフーズ(同・同市白石区)は、北海道開発局釧路開発建設部と大規模災害時に連携する新たな協定を締結、1月24日(火)にセイコーフレッシュフーズ釧路配送センター(釧路市)で記者会見を行う。(写真は、セイコーフレッシュフーズ釧路配送センター)

 セコマとセイコーフレッシュフーズは、2021年6月に北海道開発局と「生産空間の維持・発展に資する連携協定」を締結している。この基本協定に基づき、同年9月には大雪時、暴風雪時などで滞留車両が生じた場合などに、滞留車両乗員に救援物資調達・供給を行うための細目協定を締結している。

 さらに、基本協定に基づき昨年11月には釧路開発建設部と大規模災害時の道路啓開拠点として、セコマグループのセイコーフレッシュフーズ釧路配送センター(釧路市阿寒町下舌辛12線38番地31)を活用する細目協定を締結した。

 道路啓開とは、救命・救助活動、緊急物資支給及び被災地の復旧などを行う緊急車両通行のため、早急に瓦礫処理や簡易な段差補修などを行い、必要最低限の通行幅員による救援ルートを確保すること。

 セイコーフレッシュフーズ釧路配送センターは、北海道横断自動車道根室線(E38)の阿寒ICに隣接し、2016年11月に移転新築された。甚大な津波被害が想定される釧路市街地の近隣に位置するなど、発災時に被災地域に行くための道路啓開拠点として良好な立地条件を満たしている。このことから、新たに両者が協定を締結することになったもの。
※2023年1月18日記事一部修正しました。

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