シャトレーゼのプレミアムブランド「YATSUDOKI」、札幌・澄川に続き麻生を選択

経済総合

 またも郊外に出店ーー菓子専門店「シャトレーゼ」を展開するシャトレーゼ(本社・山梨県甲府市)の都心型ブランド「YATSUDOKI(ヤツドキ)」の北海道2号店、「札幌麻生」(札幌市北区北40条西4丁目2-10)が、8月上旬にオープンする。「澄川」(南区)に続き郊外出店となる。(写真は、「YATSUDOKI札幌麻生」の出店予定の空き店舗)

「YATSUDOKI」は、「シャトレーゼ」の都心型プレミアムブランド。シャトレーゼ本社がある山梨県「八ヶ岳」の「八」、末広がりの「八」、午後3時の「八つ刻」の「八」をモチーフとして命名された。八ヶ岳の自然と上質な食材をイメージした高級感のある店舗のしつらえで、八ヶ岳山麓で生産した卵や牛乳を使い、手作りの品質にこだわったケーキや洋菓子、焼き菓子、和菓子、アイス、チョコレートのほかワインも取り扱う。

「YATSUDOKI」1号店は、2019年9月に出店した「銀座7丁目店」(東京都中央区)で現在は東京都8店舗、大阪府3店舗、京都府、兵庫県、山梨県、北海道札幌市に各1店舗の計15店舗を展開、7月4日には山梨県笛吹市に16店舗目を出店する。
 北海道1号店となった「澄川」(札幌市南区)のオープンは、2021年4月23日。地下鉄南北線澄川駅チカの「アールユー第3真耕産業ビル」1階で「アパマンショップ澄川店」跡への居抜き出店だった。今回、8月上旬にオープンする「札幌麻生」は、地下鉄南北線麻生駅チカで「麻生パステルセトビル」1階。今年3月27日に閉店した「ザンギ屋麻生駅前店」の跡に居抜きで出店する。
 シャトレーゼは、都心型ブランドと銘打っているものの、札幌では大通や札幌駅南口の中心部を外した比較的郊外を出店エリアとして選択した。全国の出店戦略を見極める市場調査を兼ねたものと言えそう。

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