ツルハ、サツドラの5月度売上げは消費増税反動減濃く既存店5~8%の減少

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DSC_6461 道内ドラッグストア2強のツルハホールディングス(本社・札幌市)とサッポロドラッグストアー(同・同)の5月度売上高(4月16日~5月15日)が明らかになったが、それによると両社ともに既存店で5~8%の前年割れとなった。ドラッグストアは買い置き可能な商品が多く、反動減が大きかった模様だ。(写真は、ツルハ新琴似1条店)

 ツルハホールディングスの売上げは、ツルハやくすりの福太郎、ドラッグストアウェルネスなど5つの店舗ブランド1312店舗の合計。道内はツルハブランド約330店舗。

 4月16日と5月15日の間で新店舗が全国で10店オープン、閉店はゼロ。新店を含む全店合計は対前年同月比で1・9%のマイナス。既存店は8・9%と大幅なマイナスになった。
 客数は全店で同2・4%増となったものの既存店は5・8%減。客単価は全店で4・2%減、既存店で3・3%減になっている。

 一方、サッポロドラッグストアーは新店を含めた総店舗数が145店舗(ドラッグストア135店舗、調剤薬局10店舗)で、全店売上高は対前年同月比で1・3%増、既存店は5・7%減だった。

 両社とも4月度(3月16日~4月15日)は、全店・既存店ともに前年同月より13~23%ほど大幅に伸びており、5月度はその反動が大きかった。6月度に前年売上げをクリアできるかどうかが消費税引き上げの消費者心理を窺うポイントの月となりそうだ。

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