DSC_6461DSC_6360 道内ドラッグストア2強のツルハホールディングス(本社・札幌市)とサッポロドラッグストアー(同・同)の2014年4月度売上げ(3月16日~4月15日)は、既存店でツルハHDが前年同月比13・2%増、サツドラが同15・3%増と二桁増になった。ドラッグストア業界は慣例的に月半ばで締める統計を取っており、駆け込み需要と反動減を差し引いても前年を大きく上回った。(写真左は4月10日にオープンしたツルハ新琴似1条店、写真右は同月3日にオープンしたサッポロドラッグストアー麻生北40条店)
 
 
 
 ツルハHDの4月度の総店舗数は道内331店舗を含む全国1302店舗。道内では4月1日にツルハドラッグ菊水店(札幌市白石区)を閉店、同月10日にはツルハドラッグ新琴似1条店(同市北区)を開店している。
新店を含めた全店売上げは、前年同月比21・9%と大幅に上昇、既存店も同13・2%と大きく伸びている。客数は、全店合計で同10・3%、既存店で同1・4%それぞれ伸びている。客単価は全店で10・5%、既存店で11・7%の増加になった。
 
 サツドラの4月度も大きく伸長、新店を含む全145店舗(調剤薬局10店舗含む)の売上高は同23・6%増になり、オープン後1年未満の新店を省いた既存店売り上げも15・3%の増加になった。サツドラの既存店で前2月期中に最大の伸びを示したのは昨年9月の5・8%だったため、増税前の特需効果が極めて大きかったことが分かる。同社はこの期間中、4月3日に麻生北40条店(同市東区)を開店、閉店はゼロだった。
 
 ツルハHD、サツドラともに増税前の上積み分と増税後の目減り分を差し引いてもプラスになっているが、増税の影響が消費にどう影響しているかは5月度(4月16日~5月15日)売上げに反映されそうだ。
  

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