火災になった行列のできる「らーめん空 本店」跡が更地に

社会・文化

 札幌の行列ができるラーメン店「らーめん空 本店」(札幌市中央区南3条西5丁目20-2)が火災になってから2週間、ラーメン店が入っていた3階建ての建物のがれき撤去が進み、更地になった。(写真は、更地になった「らーめん空 本店」が入っていた建物跡)

「らーめん空 本店」は、カウンター9席のラーメン店。2008年10月にオープンし、行列の絶えない人気店として知られていた。バランスの取れた「おいしい一杯」のため、素材選びや調理行程に力を注ぎ、道産豚から取る透き通ったスープに、焼き味噌の香ばしさがクセになる味を提供していた。

 火災が起きたのは、2024年1月19日午前9時半頃。木造の地下1階、地上3階の延べ床面積約87坪(290㎡)が全焼して、8時間半後に鎮火した。実況見分の後、焼失した建物のがれきなどの撤去工事が始まり、2週間後の2024年2月1日現在で、ほぼ更地の状態になっている。
 
 土地の面積は約25坪(85・41㎡)で、土地所有者は一時、隣接する「からくさホテル札幌」を運営するザイマックス(本社・東京都港区)だったが、2021年3月に木村建設工業(同・札幌市東区)が取得している。同社は建て売り住宅の設計、施工、不動産販売を手掛けている。人気のラーメン店だっただけに、この後、どんな土地利用が進むのか、地元客や観光客の注目を集めている。

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