新さっぽろの「いずみ湯」12月“閉湯” 消えゆく44年目の銭湯

社会・文化

 札幌市厚別区の新さっぽろにある公衆浴場「いずみ湯」が今年12月20日(日)で44年の歴史に幕を閉じる。厚別区では3月末に「ひばり湯」も閉湯しており、厚別区の地下鉄沿線には銭湯がなくなってしまう。IMG_7151
IMG_7141(写真は、12月で廃止される『いずみ湯』と下野幌市営住宅I団地。奥の高い建物はホテルエミシア札幌)

「いずみ湯」は、1971年12月の開湯。JR「新札幌駅」と地下鉄東西線の「新さっぽろ駅」から近い下野幌市営住宅I団地内にある。同団地は65年に建設された市営住宅で、「いずみ湯」は、同団地内の銭湯として親しまれてきた。
 下野幌I団地は、周辺の市営住宅の建て替えに合わせて他の場所に集約されることから団地11棟は取り壊されて更地になったうえで売却されることになっている。
 
 このため、今年12月で閉湯されることになった。いずみ湯を運営しているのは、北海道地域暖房。同社は、札幌冬季オリンピックを控えて大気汚染問題を解消する一環として厚別区新さっぽろと南区真駒内のゴミ焼却場の余剰熱を利用した高温水で住宅や商業施設の地域暖房を行うため70年10月に住友商事やタクマ、札幌市などの出資で設立された。
 厚別区のゴミ焼却場は2002年に廃止されたため、ゴミ固形化燃料を熱源にするプラントを建設、03年からは木屑のバイオマス燃料との混焼を熱源としている。

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