債務超過を解消するため1億円増資に動いているコンサドーレ札幌を運営する北海道フットボールクラブ(HFC)だが、その筆頭株主であるコンサドーレ札幌サポーターズ持株会役員が27日、大通ビッセ前などで午後5時半から1時間、会員募集を呼びかける街頭でのチラシ配りを行った。HFCの矢萩竹美社長やコンサドールズ、ドーレ君なども通行人たちにチラシを手渡し、持株会への加入を勧めた。(写真は、持株会加入にチラシを配る矢萩社長(左端)とコンサドールズ、ドーレ君=左とサポーターズ持株会理事長の佐藤良雄氏=右)
 
 HFCは、前12月期決算で、8040万円の債務超過状態。Jリーグでは2013年度から導入されるクラブライセンス制度により、運営会社が債務超過に陥った状態では下位リーグに降格するペナルティが課せられる。
 
 このため、HFCでは5月24日までに債務超過を解消するため1億円の増資を行うことを決めており、筆頭株主の持株会は半分の5000万円(1口1万円で5000口)の増資を引き受けることになっている。
 
 持株会理事長の佐藤良雄氏(キャリアバンク社長)もチラシ配りを行い、「4月21日に札幌ドームで行われた川崎フロンターレ戦の会場で募集を呼びかけ、200口強(200万円強)の増資が集まった。しかし、5月24日まで残り1ヵ月しかなく厳しい情勢。何とか増資を達成したい」と語っていた。
 
 問い合わせは、コンサドーレ札幌サポーターズ持株会(電話011―858―5316)へ。受付は午前9時から午後6時。


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