北方ジャーナル7月号発売! 今月のトップは社福神愛園問題の続報「本誌報道で“火だるま”のパワハラ幹部」だ。

マスコミ

「北方ジャーナル」2023年7月号が今日15日から店頭に並んだ。今月のトップはキリスト教系社会福祉法人の醜聞を追った5月号の続報「本誌報道で“火だるま”のパワハラ幹部」だ。札幌市内の手稲区と清田区に事業拠点を構える社会福祉法人 神愛園(本部手稲区・後藤学理事長)。キリスト教の精神に基づき設立され、半世紀以上の歴史を歩んできた神愛園で噴き出したのが幹部によるパワハラ疑惑と“コロナ不倫”問題だった。詳細を報じた5月号以降、事態は急展開し、後藤理事長をはじめ問題の事務局長と女性施設長が責任を追及され、火だるまとなる事態へと発展している。札幌の老舗社福で起きたスキャンダルの行方を追う──。(画像は、北方ジャーナル7月号の表紙)

 開いた口が塞がらないとはこのことだ。5月号で報告した元警察官の住居侵入事件はその後、当事者の懲戒免職処分を経て5月半ばに初公判を迎えた。この間に余罪の再逮捕・追起訴が続き、同下旬までに3つの事件が罪に問われる結果に。地元報道が「金に困り」「アイドルの“推し活”で」などと報じていた犯行動機は、実際には「女性の下着を盗むため」だったようだ。一連の現場は、元警察官自身が住むアパート。常習と言ってよい侵入行為は、4年前に始まっていた。本誌独占の道警不祥事シリーズ、今月も必読。

 今月の注目インタビューが「北海道観光振興機構の小金澤健司 会長に訊く」だ。国内初のウェブコールセンター、アイティ・コミュニケーションズ(本社札幌)の創業者で昨年6月に機構のトップに就いた小金澤会長。就任時から組織改革で大ナタをふるうことを宣言し、それから1年。いよいよ今期からかつてなかった改革が本格的に始まる見込みだ。「北海道観光の明日」を考える連続インタビュー第一弾をお届けする。

 本誌がロングランで追いかけている北海道立高等看護学院のハラスメント問題で、最悪の被害といえる在学生の自殺問題が5月中旬、ようやくひとつの節目を迎えた。道の担当課から謝罪を受けた遺族は涙ながらに再発防止を訴えたが、事実調査にあたった第三者委からはハラスメントの芽が完全に摘み切れていないことへの懸念の声も。大きな節目が再生への一歩となるかどうかは、なお予断を許さないようだ。

 2020年11月に後志管内の寿都町と神恵内村を対象に始まった“核のゴミ”最終処分場の候補地選定に向けた「文献調査」が終わり、新たな局面を迎えている。政府は今年4月に地層処分に関する基本方針を改定し、これまで以上に権力と札束をちらつかせて立地調査を推進する方策を示す中で、ふたつの町村は今後、次の「概要調査」に向かうのか。住民投票の行方とも絡んで目を離せない現地の状況とは。

 さらに住宅や不動産関係のディープな情報を読めると好評な「シリーズ・住宅不動産情報」では、ラピダス進出に沸く千歳市の宅地開発をクローズアップ。試作工場や量産工場の稼働で働く人は関連企業を含めると数千人規模に膨らむ見込みだ。この状況を受けて、千歳市周辺では今後を睨み宅地開発が熱を帯び始めている。今回は、以前からの造成予定地を含め付近の宅地造成事情を深掘りする。道内の事件、話題が詰まった北方ジャーナル7月号のお買い求めは、離島にいる方も都会に住んでいる方もお近くのセイコーマートへ。大手書店、アマゾンなどでも購入可能。北方ジャーナルへの問い合わせや注文などは、右側下にある同誌のバナーをクリック。
※7月号主要コンテンツ
【報道】
■キリスト教系社会福祉法人 神愛園を揺るがす醜聞〈2〉──「本誌報道で“火だるま”のパワハラ幹部」
■道警不祥事から考える〈64〉──侵入警官、余罪次々明らかに 元巡査部長の狙いは「下着」
■告発・絶望の学府〈26〉──江差看護・パワハラ死で道が謝罪 悲劇から3年余、遺族「一区切り」
■問われる自治体の人権感覚──道職員SOGIハラ訴訟結審 3年越しの訴えは今秋判決へ
■“核のゴミ”〈34〉──国が前のめりになる中、寿都と神恵内は地層処分の概要調査に向かうのか
■児童デイの不適切な支援計画を道が容認?〈 2 〉──「不適切な対応」と指導した地元の岩見沢市

【注目インタビュー】
◾️北海道観光振興機構の小金澤健司 会長に訊く【PART1】「機能強化を目指して振るった大ナタ」

【ニュース】
■中島公園に札幌初の5つ星ホテル「インターコンチネンタル」開業へ
■北海道経営未来塾8期生の入塾式 世界に羽ばたく若手経営者を育成
■パワハラ自殺遺族が和解を報告 「過労死家族会」設立10周年総会
■対東電訴訟の控訴審で和解勧告 原発作業員の訴え、陳述で結審
■寿都町漁協と元役員2人が慰謝料と謝罪広告掲載などを求め本誌を提訴

【シリーズ・住宅不動産情報】⑧
◾️ラピダス進出に沸く千歳市の宅地開発を追う──「百区画超えの宅地開発が目白押し」

【追悼】
●脱原発に生涯を捧げた市民科学者・斉藤武一さんを悼む──「故郷の海が呼んでいる」
●急逝した元ゲーム同人誌編集発行人・荒木聡さんの追悼展を市立小樽文学館が開催へ

【医療】
●我汝会えにわ病院が2台目を導入した手術支援ロボット「Mako」の実力
●医療セミナーで札幌心臓血管クリニックが東区内で移転新築計画を発表

【企業】
●エコミック「人手不足、物価高の時代に有用な生産性を高めるアウトソーシング」
●サッポロビールが期待するぶどう栽培地「グランポレール北斗ヴィンヤード」

【エネルギー】
●電気料金値上げ緊急インタビュー 「あかりみらい」の越智文雄社長に課題と対策を訊く

【経済】
●海外のバイヤーも戻ってきた最大規模の道産品取引商談会で衰え知らずの北海道人気

【夏のボーナス特集】
●資産形成」に向き合うコツとは──最初に大事な「何のために、いつまでに」

【長期連載】
●ルポ「ひきこもり」(94)──当事者・大橋伸和さんの活動から「伝えることで救われる自分」
●戦争遺産をめぐる旅(91)──南東北を守る拠点として建設された山形県東根の「若木山防空壕跡」

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