「北方ジャーナル」2019年9月号が本日13日、店頭に並んだ。今月号のトップは、来札した安倍首相への野次が警察によって強制排除された事件の深層レポート。参院選の投開票を1週間後に控えた7月半ば、札幌で与党候補の応援演説に立つ安倍晋三総理大臣に「辞めろ」「帰れ」と投げかけられた声。そこに「増税反対」の叫びが続き、また疑義を綴ったプラカードが掲げられる。だが、その人たちは、たちまち警察官に取り押さえられ、演説の場から遠ざけられた。なぜ彼らは声を挙げただけで、そんな目に遭ったのか──。(画像は、北方ジャーナル9月号の表紙)

 警察問題の報道で独走する本誌が独自に掴んだのが、釧路市で起きた“事件”。今年3月、釧路警察署の警察官が無令状で住宅の敷地内に侵入し、住人を無視して駐車中の車輌を無断捜査するという出来事があった。問題が発覚し、釧路署が事実を認めて住人に謝罪したのは、1カ月以上後のこと。その後、複数の知人から同様の体験を聴くことになった住人は「こんなことでは警察に協力する気になれない」と、不信感を顕わにしている。

 最近、社会的に大きく取り上げられるようになったひきこもり問題は、本誌が長く取り組んできたテーマのひとつ。今月号では自分の子どもの不登校に向き合い、がんに倒れたある女性の半生にスポットを当てる。彼女が困難の末につかんだ「気づき」。それを糧に自分が死ぬまで他の親たちにエールを送った足跡を2回に分けて辿る。テーマは「親子関係の修復」だ。

 このほか、つしま医療福祉グループの対馬徳昭代表へのインタビューにも注目。グループ傘下の日本医療大学が札幌市豊平区月寒東へ移転することになったが、同じ敷地に大学病院や高齢者施設などを併設し、教育と研究、医療と福祉が互いに連携する全国でも類を見ない計画であることが対馬代表の口から明らかにされている。このほか北洋銀行の新時代を牽引する安田光春頭取、そして北海道ベンチャーキャピタルの浦田祥範新社長への経済インタビューなどもオススメ。北方ジャーナル9月号のお買い求めは、離島にいる方も都会に住んでいる方もお近くのセイコーマートへ。大手書店、アマゾンでも購入可能。北方ジャーナルへの問い合わせや注文などは、右側下方にある同誌のバナーをクリック。

※9月号コンテンツの一部
【報道】
■首相批判封殺の波紋「安倍辞めろ」をやめない―首相への野次を警察が排除。“被害者”らは抗議デモ計画
■2019参院選を総括する―見えない民意。全国投票率は過去2番目の低さ
■ルポ 「ひきこもり」(48)─不登校に向き合い、がんに倒れた女性【前篇】
■釧路発・そこにある不適切捜査―釧路署が私有地に無断侵入。所有者無視して車輌捜査
■医療現場で散った命(7)─新人看護師の遺族が病院を提訴―真摯に謝罪し、改善を
■道警不祥事から考える(35)─道警が上半期の不祥事記録を開示

【ニュース】
■函館消防、不正手当で調査続く。地元紙の指摘には「裏づけ困難」
■裁判所不祥事、18年ぶん出揃う。過去最速、請求後5カ月で開示
■札幌地検・新検事正に林秀行氏、記者会見“可視化”には消極姿勢
■「裁判所に失礼」原告代理人憤然、PKO訴訟、国の“柳に風”3年
■全市的な取り組みに集まる注目「サテライト・カフェin江別」
■8月24日から市立小樽文学館で「Deep小樽展 写真を読む」
■東日本最大の展示商談会、今年も開催。北洋銀行の「ものづくりテクノフェア」

【インタビュー】
●北洋銀行の新時代を牽引する安田光春頭取
●北海道ベンチャーキャピタルの新トップ・浦田祥範社長
●就任から1年を迎える迫俊哉小樽市長

【医療】
■つしま医療福祉グループの対馬徳昭代表に日本医療大学の移転集約事業を訊く

【連載】
■検証「泊原発は本当に必要なのか」(44)―世界の流れとリンクして道内で高まる脱原発の声
■〝農と食〟北の大地から(181)―「アニマルウェルフェア国際シンポジウム」レポート
■砂澤 陣の新・アイヌの誤謬(4)─世界に発信されるアイヌの暴論


1人の方が「この記事が参考になった」と言っています。