「北方ジャーナル」2019年3月号が本日15日、店頭に並んだ。今月号のトップは、現職警察官による覚醒剤所持・使用事件の続報。事件は2月上旬、免職となった元巡査部長の実刑判決で一旦、幕を下ろした。その公判で明かされたのは、逮捕される直前までホテルを転々としながら若い女性を相手にセックスと薬物に溺れていた恐るべき実態だった。元警官と元風俗嬢の「キメセク逃避行」──これは必読です。札幌市の清掃委託業者、北清企業の不祥事を追及するスクープ第二弾では同社の労災不正受給疑惑について詳報。昨年夏、労働基準監督署が同社の労災事案について再調査に乗り出していことが本誌の取材で判明した。「怪我」を負い3年以上に亘り休職した当の従業員は、なんとその間、スキー場でスノーボードに興じていたという。(画像は、北方ジャーナル3月号の表紙)

 全国から注目された「アパマン爆発事件」では、事故に巻き込まれ営業できなくなった被害者に密着。棟続きで整骨院を営んでいた男性は、事故から2カ月が過ぎようとしている今なお、具体的な補償について一切説明を受けられないままだ。さらに本号では、走り出した道知事選の最新情勢もレポート。与党側の鈴木直道、野党側の石川知裕の声を拾った。

 そのほかインバウンドで沸くニセコ町で持ち上がった女性町議に対するパワハラ疑惑の続報、札幌市内で目立ち始めた時間貸し駐車場の消えゆく理由についてもレポート。伊東良孝衆議など地元のキーマンが揃って登場する釧路特集、ハワイにとんかつ専門店を出した「どうきゅう」中西泰司社長の熱血講演録もオススメだ。お買い求めは、離島にいる方も都会に住んでいる方もお近くのセイコーマートへ。大手書店、アマゾンでも購入可能。北方ジャーナルへの問い合わせや注文などは、右側下方にある同誌のバナーをクリック。
※3月号コンテンツの一部
【報道】
■ガバナンスが劣化する札幌市の清掃委託業者(2)──北清企業の労災事案に労基が疑義で「再調査」
■道警不祥事から考える(32)──元警官と元風俗嬢の「キメセク逃避行」。共犯女性に薬物販売、ホテル転々
■札幌・アパマン爆発事件(2)──店舗を失った経営者の悲痛「補償はいつになるのか…」
■旭川発・問われる違法捜査(2)──「私はやっていません」。覚醒剤・注射器発見時の謎
■ニセコの町議会議員が議会を告発(3)──孤立無援の闘いに道外の女性議員がエール

【ニュース】
■ようやく決まった道知事選候補者。自ら立起した鈴木直道に上がる株
■北海道百年記念塔の解体に“待った”。動き出した和田衆議ら地元有志たち
■前回の小樽市議選でトップ当選、安斎哲也市議が今期限りで引退

【経済】
■路地裏経済ウォッチ──札幌市内で消えゆく時間貸し駐車場

【道東・釧路特集】
●伊東良孝衆議に訊く「地域が持つ高い潜在力に手応え。国政からも“釧路活性化”を支援」
●蝦名大也釧路市長に訊く「国際バルク戦略港湾にLCC就航。まちに活力を生む行政の環境整備」
●佐藤禎一釧路信金理事長に訊く「増え始めた民間設備投資の動き。東北海道の拠点として都市再生」

【Medical Report】
◇「札幌心臓血管クリニック」の新たな挑戦。世界展開を睨み中国資本と提携

【医療】
◇「がんとの正しい闘い方」を西尾正道 医師に訊く(前篇)──患者を惑わし続ける「近藤理論」

【長期連載】
■検証「泊原発は本当に必要なのか」(42)──高橋知事の机上をスルーした再稼働反対3万7千筆の署名
■“農と食”北の大地から(176)──「高橋はるみ農政の通信簿」哲学も予算もなく萎縮した政策
■ルポ「ひきこもり」(42)──当事者と向き合う家族の葛藤。後継者難で岐路に立つ家族会。これから”の不安に悩む親達
■戦争遺産をめぐる旅(46)──無差別空襲や大震災から復興を果たした神戸に残る戦争の爪痕


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