札幌市豊平区平岸6条9丁目にあったパチンコ店、「マンモス’21平岸店」跡地に「りしん会整形外科病院」の建設が進んでいる。既に4階建ての建物は組み上がり、内装工事に入っている。竣工は2024年2月末頃で、同年4月に開院予定になっている。(写真は、2024年4月開院に向け建設が進んでいる「りしん会整形外科病院」)

 建設場所は、豊平区役所向かいの環状通沿い。この場所には、長い間、パチンコ店があった。履歴を調べると、2001年にアルファ・ドーム(東京都千代田区)が「ドーム平岸店」をオープンしたのが最初で、以降、若葉(室蘭市)の「アルファゼウス平岸店」、有限会社エムズグループ(本社・札幌市東区)の「マンモス’21平岸店」と承継されてきた。エムズグループは2020年4月に同店を閉店、その後、建物は解体され更地になった。

 土地所有者は、2021年4月に個人から調剤薬局を展開しているLEMON D・P(本社・札幌市厚別区)に移ったが、翌2022年8月に医療法人社団履信会(本部・同)が取得。その履信会が建築主になって、2023年1月から「りしん会整形外科病院」の建設が始まった。敷地面積約669坪(2209・05㎡)、建築面積約394坪(1302・80㎡)、鉄筋コンクリート造地上4階建て、延べ床面積約1240坪(4094・89㎡)で、設計、監理はアトリエTARO(札幌市西区)、施工は田中組(本社・同市中央区)。工期は2024年2月29日まで。診療科目は、整形外科、リハビリテーション科、麻酔科で病床数は51床。

 土地には、極度額11億6760万円の根抵当権が履信会を債務者にして遠軽信用金庫(本店・紋別郡遠軽町)、北洋銀行(同・札幌市中央区)、北星信用金庫(同・名寄市)の3金融機関がそれぞれ設定している。履信会は、さっぽろ厚別通整形外科(同市厚別区)、さっぽろ下手稲通整形外科(同市手稲区)、さっぽろ西野二股整形外科(同市西区)を展開している。


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