高さ110m「アーバンネット札幌リンクタワー」竣工、HBC跡地にオフィス・ホテル複合ビル

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 NTT都市開発(本社・東京都市千代田区)は2026年7月9日、札幌市中央区北1条西5丁目1-4のHBC本社跡地に建設していたオフィス・ホテル・スタートアップ支援拠点の複合ビル「アーバンネット札幌リンクタワー」の竣工式を行った。施工不良によって建て替えがあったため、当初の予定から2年遅れの竣工となった。(写真は、「アーバンネット札幌リンクタワー」の外観)
(写真は、1階アトリウムで行われた竣工式神事)

「アーバンネット札幌リンクタワー」は、国指定重要文化財「道庁赤れんが庁舎」や道庁前庭に隣接して建てられた地下2階、地上26階建て、延べ床面積約1万8466坪(約6万941㎡)、高さ110・92mの複合ビル。全面開業は2026年秋の予定で、一部施設は同年7月15日(水)に先行オープン、飲食系店舗は同年9月1日(火)から順次開店する。建物は、道庁側のノースと北1条・宮の沢通側のサウスの2棟構成。ノースの外観は、札幌の原風景である原生林や雪景色をヒントにした白色の縦ラインを配することにより、青空と道庁前庭の木々に映えるデザインとした。

(写真は、オフィスの基準階=NTT都市開発提供)

 サウスは、左右に並ぶ2つの歴史的建造物である「北菓楼札幌本館」(旧北海道立文書館別館)、「道警札幌方面中央警察署」(昭和初期の旧中央警察署をイメージして建て替えられた)の壁面位置や軒の高さをほぼ同じにして、街並みの連続性と調和を図っている。ノースとサウスは、地下1階と2階で繋がっている。

(写真は、「ハイアット セントリック札幌」の客室例「デラックス(43㎡)」=NTT都市開発提供)

 ノースのフロア構成は、地下1階から2階がエントランス、広場、店舗などで、3階から16階が基準階面積500坪超のオフィス、17階から26階にはハイアットホテルズコーポレーション(米シカゴ)の「ハイアット セントリック札幌」が入る。オフィスフロアは、最小区画約30坪まで分割可能。オフィスロビーにはテナント専用ラウンジを設け、施設内の混雑状況や利用者限定の情報を取得できるワーカーズアプリを導入して、ハード・ソフト面から働き方の多様性と生産性向上を支援する。再生可能エネルギーを100%導入、札幌市の「ゼロカーボン推進ビル」の認定を取得している。

「ハイアット セントリック札幌」は、全216室のライフスタイルブランドホテルで、地域の食材を取り入れたレストラン&バーや多目的イベントスペース、フィットネス施設を完備する。「ハイアット」ブランドは、虻田郡倶知安町の「パークハイアットニセコHANAZONO」に次ぐものとなる。

(写真は、「HooK」の会議室=NTT都市開発提供)

 サウスの2階から7階には、札幌中心部最大級のスタートアップ支援施設「HooK(フック)」が、2026年7月15日に先行して開業する。コワーキングスペース、スモールオフィス、イベントラウンジを設け、札幌市と連携したプログラムやサポートを提供する予定。コミュニティマネージャーやインキュベーションマネージャーも在籍、シード期からアーリー期を中心としたスタートアップの幅広いニーズに応え、成長を支援する。

 この日、ノース1階のアトリウムで行われた竣工式には、事業主のNTT都市開発の池田康社長や久米設計(本社・東京都江東区)の井上宏社長、大成建設(同・同都新宿区)の相川善郎社長ら約50人が出席した。「アーバンネット札幌リンクタワー」は、15階まで建設した段階で施工不良が分かり解体、建て替えを行い竣工が約2年遅れた。池田社長は、「お客さまの信頼、安心は大事なので、それらを最重視して建設を進め、今日ここにたどりついたのはうれしいし感無量だ」と話した。

 2026年9月1日から順次開店する飲食店は次の通り。
◎地下1階
■「ちょこっと寿司季わ美」(寿司、9月1日開店予定)■カレーうどん鬼はそと(カレーうどん、9月1日開店予定)■蝦夷の零とアテPAIRING×HOKKAIDO(北海道ワインバー、10月2日開店予定)■NorthContinent赤れんが(北海道産ハンバーグ、9月1日開店予定)■居酒屋ふる里赤れんが南(海鮮居酒屋、10月1日開店予定)■Mr:Fish by Hyatt Centric Sapporo(フィッシュ&チップス、10月3日開店予定)
◎1階
■Q(ラーメンレストラン、10月3日開店予定)
◎2階
■宮の森珈琲(喫茶店、10月3日開店予定)■ファミリーマート(コンビニエンスストア、10月1日開店予定)

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