大和ハウス工業が千歳市北信濃に賃貸住宅16棟計画、「ラピダス」需要見込む

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 大和ハウス工業(本社・大阪市北区)は、次世代半導体の「ラピダス」工場建設で住宅需要が見込める千歳市内に、賃貸住宅16棟を一ヵ所で建設する計画だ。(写真は、大和ハウス工業が賃貸住宅を建設する用地)

 同社が建設を予定しているのは、千歳市北信濃の「北信濃第5地区」の一角。同地区全体は、約4・5haの広さがある。以前は、市街化調整区域だった場所だが、2023年3月に市街化調整区域が外れて、市街化区域に編入され、同年4月に拓豊開発(本社・札幌市中央区)が取得。同社は、千歳市の開発許可を得て、造成工事を進めてきた。施工は三江開発(同市北区)。

 開発許可を受けた予定建築物は、一般住宅、クリニック、コンビニだったため、このままでは、賃貸住宅の建設ができない。このため、造成業者らは、千歳市に開発行為の用途変更手続きを造成後に行った。

 大和ハウス工業が賃貸住宅を建設するのは、「北信濃第5地区」の北側部分で、千歳市防災学習交流センター「そなえーる」と隣接しているゾーン。それ以外の敷地は戸建て用宅地として販売が予定されているほか、島松千歳線側には、「セイコーマート」の建設も予定されている。大和ハウス工業の賃貸マンションには、合計で100世帯程度の入居が可能とみられる。

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