大和ハウス工業(本社・大阪市北区)と住友不動産(同・東京都新宿区)、東急不動産(同・同都渋谷区)、NIPPO(同・同都中央区)の4社は、組合員として事業参画している札幌市北区の「北8西1地区第一種市街地再開発事業」で、2021年11月から同事業の柱となる分譲マンション「ONE札幌ステーションタワー」を販売してきたが、2023年8月21日に全戸を完売した。総戸数は624戸で、分譲対象外の82戸を除いた542戸が分譲対象。竣工は、2023年12月の予定。(写真は、「ONE札幌ステーションタワー」)

「ONE札幌ステーションタワー」は、地下鉄東豊線、同南北線「さっぽろ駅」の新設出入り口(2023年12月完成予定)に直結しており、徒歩1分の場所に位置している。北海道の新築分譲マンションとしては高さ175・2mと最高層、戸数も最大の地上48階建てタワーマンション。一般分譲住戸は、1LDKから4LDKの間取り、60以上のプランを用意、最高層には札幌の街が一望できるハイグレードな設備を備えたプレミアム住戸を設けた。

 1階ラウンジは二層吹き抜けで、竹のオブジェや雪の結晶をモチーフとした独創的デザイン空間となっている。5階には、テレワークもできる個室ブースを備えた「オーナーズラウンジ」のほか、「コミュニティラウンジ」、「オーナーズサロン」を備えている。また、23~24階にはホテルのような「ゲストルーム」を6戸、29階には眺望を楽しむ「スカイラウンジ」、「パーティールーム」を用意するなど、充実した共用施設となっており、入居者やゲストに非日常の空間を提供する。

 1~3階は商業施設、2階・3階には芸術・文化の新たな活動拠点となる「北八劇場」(226席)が、2024年春にオープンする。総販売戸数は542戸、販売価格は5160万円から5億円。1億円以上の住戸は130戸(約26%)、平均坪単価は約4000万円、最高抽選倍率は15倍だった。契約者の年代は、50代以上が約70%、40代が約20%、30代が約10%。家族数は1人~2人が約80%を占める。道内居住者は約60%(うち札幌市内約55%)、道外(主として首都圏)が約40%。実需が約35%、セカンドハウスが約35%、投資が約30%となっている。


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