不動産開発の拓豊開発(本社・札幌市中央区)は、札幌市豊平区平岸5条15丁目910-12の市有地約2343坪(7748・14㎡)を取得した。宅地向けに造成する計画。(写真は、拓豊開発が落札した市有地)

 この市有地売却の入札は、2022年11月18日に行われ、2社が応札、拓豊開発が落札した。最低売却価格は3億5880万円だったが、拓豊開発は4億310万円で落札した。もう1社は最低売却価格と同額で応札していた。土地の用途地域は、第一種中高層住居専用地域で容積率200%、建蔽率60%、27m高度地区。

 土地があるのは、平岸霊園の西側で、札幌市立子ども発達支援総合センターの道路を挟んだ向かい側。近くには、平岸高台小学校や札幌平岸高校がある。拓豊開発は、落札後の2023年1月に所有権を移転した。土地には北陸銀行(本店・富山市)が、極度額6億3600万円の根抵当権を設定している。拓豊開発の佐藤義昭代表取締役は、「宅地開発を行うが、造成時期は未定。戸建て住宅40戸分から50戸分になるだろう」と話している。

 拓豊開発は、江別市が公募型プロポーザルで売却する同市大麻北町の旧NHK札幌放送局元野幌送信所を含めたはやぶさ運動広場(大麻北町520-2ほか、約6354坪=2万969・62㎡)の契約候補者にも選定されている。正式契約を経て、2023年10月にも宅地造成を行い、2024年1月から約60戸の戸建て住宅用地として販売する予定。

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